2024/11/27

EF210形100番代(115号)

根岸線でよく見かける電気機関車ですが、EF65形も激減し、ほぼEH200形とEF210形に絞られた感じです。EF210形は0番代・100番代・300番代とバリエーションがありますが、車両に関心がなければ似たようなものに見えるでしょう。
家内から聞いた話ですが、「桃太郎」はよく見るが「金太郎」はめったに見れないと、お母さんに話していたお子さんがいたそうです。当然「桃太郎」がEF210形、「金太郎」はEH500形なので、なかなかよくわかっているお子さんだと思います。
EF210形も大量とはいえないまでも安定して増備が継続しております。かつてのEF65形に負けず劣らずのロングセラーです。これは汎用性と基本性能がしっかりしているからでしょう。またむやみに機関車の形式を増やさないことによるメリットもあることと思います。
写真の115号機は2004年9月に三菱電機で完成し、岡山機関区に新製配置されたものです。吹田機関区に転属し、2024年3月に新鶴見機関区に転属しました。300番代との入れ替えによるものです。

2024/11/25

自宅鉄道博物館別館


鉄道模型は飾ることに徹して、Nゲージ車両をお小遣いの範囲内でコツコツと収集しております。もともと食卓の近くのボード2段を確保し、飾りきれない車両を整理しながら入れ替えてきましたがいっぱいになり、AVアンプの撤去スペースを確保して別館と名付けました。
いっぱいになるまでには、年内くらいはかかると思っていましたが、運よく気に入った車両を収集することができ、おおよそのところは整備完了といったところです。子供の頃はカタログを延々と眺めるのみでしたから、自分としてはよく集めたと思います。
小さい頃に乗った京都市電や、家族旅行で乗った急行型電車、修学旅行で乗ったキハ82、通学に利用した201系、通勤に利用した205系など、多品種少量生産の恩恵を受けて飾りたい車両を飾ることができました。
今後は下段のブルーレイレコーダーの隣に、何両が飾れるだけのスペースがありますので、選びに選んで、何かしらの車両を展示したと思います。小田急のGSEか、新幹線の0系などを希望しています。

2024/11/24

E259系(クラNe007編成)

E259系は特急「成田エクスプレス」に使用されていた253系の置換を目的として、2009年から2010年にかけて132両(6両編成22本)が製造されたものです。横浜界隈ではE257系と並んでよく見ることができる車両です。運転台が高い構造のため、国鉄時代から続く特急らしさも持っています。
赤・白・黒をベースとした253系のデザインを継承していますが、車体はアルミ合金のダブルスキン構造となり、高運転台構造となりました。グリーン車の腰掛は前後ピッチ1.160mmの2+2配置で、本革仕様で高級感を演出しています。またグリーン車には跳上げ式の足掛を設置し、照明を電球色とするなど普通車との差別化を図っています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC90A、主電動機は出力140kWのMT75B、補助電源装置はIGBT-SIVのSC89Aです。ブレーキ方式は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキです。台車は軸梁式ボルスタレス方式のDT77/TR262、集電装置はPS33D、冷房装置はAU302A、列車情報管理装置TIMSを装備しています。
写真のクラNe007編成は2009年8月に東急車輌で完成し、鎌倉車両センターに新製配置されたものです。2017年3月にはフリーWi-Fiを設置しています。また2019年9月にホームドア対応工事を完了しております。2023年7月に大宮総合車両センターで新塗装化されました。

2024/11/20

E233系3000番代(ヤマU629編成)

E233系3000番代はE231系近郊タイプの後継となる車両で、当初の2編成はE217系の捻出を目的として導入されましたが、2011年9月からは211系の代替として増備が行われました。田町車両センター、次いで高崎車両センターに新製配置されました。
車体は軽量ステンレス製で、識別帯は湘南色です。E233系では通勤タイプと前面デザインが同じになっています。2階建てグリーン車を組み込み、側扉に半自動回路を備え、台車にヨーダンパを装備しているのは近郊タイプとしての仕様です。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC98、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はIGBT-SIVのSC86Bです。台車はDT71系/TR255系、集電装置はPS33D、冷房装置はAU726系/AU729系を装備しています。
写真のヤマU629編成は、2012年12月に新津車両製作所で完成したもの(グリーン車のみ総合車両製作所)です。新製配置は高崎車両センターでしたが、2015年3月のダイヤ改正で小山車両センターに転属しました。

2024/11/18

東急電鉄5050系(5162F)

東急東横線のワンマン運転ですが、高頻度で踏切も残る中できちんと定着しています。これはなかなか凄いことだと思います、主力となる5050系は、2004年度から8000系を置換えて導入されましたが、近年中にはリニューアルを施される編成が出てくるかもしれません。
5050系の車体もステンレス製で、先頭部はFRP成形品としています。東横線用としてラインカラーを桜色とし、定員増を図るため車体幅は2.798mmと拡幅しております。客室内は暖色系でまとめられています。また車内案内表示装置を装備しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2820B、主電動機は出力190kWのTKM-99、補助電源装置はIGBT-SIVのINV-146-Bです。台車はTS-1019A/TS-1020A、集電装置はPT-7108B、冷房装置はCU708/HRB504を装備してます。
写真の5162Fは2006年8月に東急車輌で完成したものです。窓周りの仕上げは艶消し、スカートは初期型、網棚は網式など5050系としては比較的初期に属する仕様となっています。10両編成の導入により、8両編成を示すステッカーを掲示するようになりました。

2024/11/17

E217系(クラY140編成)

置換えが終盤に入っているE217系ですが、特別に話題性のある編成でもなければ、まだ普通に撮影ができます。私自身はもともと人混みが苦手なこと(得意だという人はいないような気もします)と、体調にやや不安があるため話題性のある撮影を極力避けておりますが。
今回撮影するのは4両の付属編成のほうです。そのまま混雑度の低い路線に転用できるのはないかと素人目には感じてしまいますが、走行距離がかさんでいて実際には難しいのでしょう。また車体の4扉は後継のE235系1000番代に継承されますが、正面の非常口はE217系で一般形としては終了と思われます。
E217系の制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC88、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC89です。台車はDT61B形/TR246系、集電装置はPS28A、冷房装置はAU720Aを装備しています。
写真のクラY-140編成は1999年3月に川崎重工(増1号車のみ1997年3月)で完成したものです。2008年4月に東京総合車両センターで機器更新工事を完了しました。2018年3月にホームドア対応工事を完了しています。

2024/11/16

E231系1000番代(ヤマU528編成)

小山車両センターに所属しているE231系は、宇都宮・高崎線で使用されていた115系の置換えを目的として導入されたものです。冷静に考えると既に新製後20年を経過しております。私は現在55歳ですので、子供の頃に見た115系の前照灯の大きい初期型と経年としてはあまり変わりがありません。
車体はそれほど古さは感じませんが、少々寒々とした感じのする車内の配色やスクロール式の次駅案内表示など、それなりの前世代感はあります。横須賀線への新車投入完了後に、後継車両の導入に取り掛かってもよい時期なのかもしれません。一時期に比べるとJR東日本の新車投入もペースダウンした印象は否めませんが。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC59A、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC66です。台車はDT61G/TR246系、集電装置はPS33B、冷房装置は普通車がAU726・グリーン車がAU729、列車情報管理装置TIMSを装備しています。
写真のヤマU528編成は2001年8月に東急車輌で新製されたものです。グリーン車は2004年9月に川崎重工で完成したものです。2016年3月に東京総合車両センターで機器更新を完了しています。

2024/11/10

E235系1000番代(クラF-24編成)

横須賀線・総武快速線では、E217系からE235系1000番代への置換えが大詰めに入りつつあります。基本編成も44本まで揃っております。私も会社勤めの初めの頃は品川から横浜まで比較的空いていた横須賀線で帰宅していましたが、当時は113系1000番代が使用されておりました。
3扉・セミクロスシートで、当時はリモートワークという概念もなく、路線も限られており今となってはなぜ遅延も少なくラッシュ時の輸送が成立していたのか、不思議です。おそらくは自分も含めて乗客の年齢層も現在より若く、無理の効く乗客が多かったから、また鉄道会社も駅員などを今よりも手厚く配置していたからではないかと推測しております。
最新鋭のE235系1000番代、一見してE217系とそれほど差がないように見えますが、グリーン車以外はすべてロングシートとなり、より通勤輸送に適応した印象です。総武快速線の混雑は相変わらず激しく、横須賀線も武蔵小杉駅での利用が増えていると思います。
写真のクラF-24編成は2023年3月に総合車両製作所新津事業所(グリーン車のみ2023年1月に横浜事業所)で完成したものです。JR東日本ではE235系1000番代のあとは、どの路線に新車を投入するのか次なる展開が楽しみです。

2024/11/06

E233系1000番代(サイ127編成)

現在、京浜東北・根岸線の車両はE233系1000番代に統一されております。私が知っている京浜東北・根岸線の車両といえば、まずは103系となります。大宮寄りの先頭車はクモハ103形で、4両目もまたクモハ103形でした。
なんでも3両+7両で分割・併合するというアイデアもあったそうですが、実際には一部の車両基地で留置するためだったのでしょう。逆に大船寄りの先頭車はクハ103形500番代で、4両目と向かい合わせになる3両目もクハ103形でした。
緑色系統の化粧板と青いロングシートは寒々としたもので、座席のヒーターが妙に暖かく感じたのを記憶しています。毎日利用するようになったのは電車通学をするようになった高校生の頃でしたが、その頃は先頭はATC付きのクハ103形でしたが、まだ非冷房車や4両+6両で通り抜けできない編成も残っておりました。
写真のサイ127編成は2008年10月に新津車両製作所で完成したものです。2016年7月にホームドア対応改造、2018年3月に前照灯のLED化を完了しております。その他室内灯のLED化、セキュリティカメラの設置が行われています。

2024/11/05

自宅鉄道博物館 整備進行中

20代前半くらいだったでしょうか、勉強部屋の和室に鴨居レイアウトを作ってはみたものの、数年後に自宅を出て、鉄道模型はたまにSLを買うくらいでほとんど買わなくなってしまいました。せっかくのコレクションもケースに入れたままになってしまいました。
新たにセット物を買うだけの経済力、線路を敷いて車両をケースから出して走らせてまた片づけるだけの時間、良好な走行状態を保つ技量がなくても、ガラスのあるボードに飾りっぱなしにしておけば、楽しめることに気が付きました。
TOMIXのファーストカーミュージアムの存在を認識して、セット物をほぼ整理しながら、コレクションを再構築しています。鉄道博物館などの展示も参考にして、勝手に自宅鉄道博物館と呼んで楽しんでおります。写真はAVボードの一段を占めている別館です。
前回の記事公開から学生時代に利用した中央快速線の201系や、上野駅でよく見た115系、201系の先祖にあたる101系を加えています。少しずつ車両を増やしますが、KATO製車両の一部のカプラーを密連型に交換する予定です。117系や115系・183系が対象です。

2024/11/04

小田急電鉄3000形(3264F)

ロマンスカーを初めとして車両が多彩であることもあって、私としては比較的撮影機会が多いのが小田急電鉄です。といっても小田急は横浜を通りません。最近は相鉄線を経由して海老名か大和を経由して撮影に行くことが多いです。
2010年頃は一般形でもまだ先代5000形や5200形が残っておりました。ロマンスカーでも50000形は最新型に近く、7000形や10000形・20000形も残っておりました。1本しかないJRの371系も容易に撮影ができました。
近年はロマンスカーも数を増やしていないようです。また一般形では5000形が台頭する一方で、8000形の代替も本格化しています。6連は西武鉄道で再起するのは周知の通りです。最多勢力の3000形は早くもリニューアルに着手していますが、1000形に比べると改修内容は控えめに感じます。
写真の3264Fは2004年3月に日本車両で完成したもので、3000形3次車に相当します。2024年3月にリニューアルを完了しています。3000形のリニューアルは1.2次車ではなく、3次車が最初の対象になりました。

過去の記事から
小田急電鉄3000形(3264F) リニューアル実施前

2024/11/03

京浜急行電鉄1000形(1501編成)

ここ数年は日曜日の午前中に撮影にでかけることが多くなっております。散歩を兼ねて、仕事のある日と休みの日の起床時間を揃えるのが、主な目的です。日曜日に同じ時間に駅に向かっていれば、月曜日もすんなりと仕事に出かけることができるというものです。
体調を崩すまでは金曜日の夜はビールを飲んで夜更かしをすることが多かったのですが、ビールは薬との相性が良くないのでノンアルコールビールに切り替えて、既に4年近くとなります。時間とお金の自由度が高まるという不思議な効用があります。
撮影の中心は京急・東急・JR東日本といったところとなります。車両も順当に入れ替わっておりますが、踏切周りの保安機器なども着実に進化している様子が伺えます。踏切そのものがない立体化が理想的ではありますが。
写真の1501編成は2023年7月に川崎車両で完成したもので、1000形の22次車に相当します。6両編成ですが1600番代の続番ではなく1500番代が与えられ、ハイフン付きの車番となっています。