2025/05/19

東急電鉄3000系(3103F)

東急電鉄では新製から20年を経過した車両のリニューアルを発表しました。東横線の5050系、田園都市線の5000系、目黒線の3000系が対象となるとのことです。かつて東急では7000系を7700系として再生し、さらに養老鉄道に譲渡されて現役という例もありますから車両を長く使うことに関しては実績があります。
3000系の車体は軽量ステンレス製でビードのない平板で、艶消しの仕上げとなりました。先頭部は曲線デザインのFRP製です。車内の配色はピンク系の暖色でまとめられました。腰掛は片持ち式とし、座面が茶色、背面が赤色としています。側扉上部にはLED式案内表示を装備しました。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のVFI-HR2420E/SVF038-A0、主電動機は出力190kWのTKM-98・99、補助電源装置はIGBT-SIVのINV127-B0です。台車はTS-1019/TS-1020、集電装置はPT-7108B、冷房装置はRPU-11012H/HRB503-1を装備しています。
写真の3103Fは2000年8月に3003Fとして東急車輌で完成したものです。2014年度に室内灯をLED化しています。2023年3月の相鉄新横浜線への直通開始に備え、2022年3月に中間車2両を新製し、同年12月に8連化し3103Fに改番されました。

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