相模鉄道では2024年5月から10000系の10705Fに「懐かしの若草版」(10000系導入時のカラーをイメージしたもの)のラッピングを施しています。また横浜寄り先頭車の車両前面には導入時に貼っていたグループマークロゴを再現しています。
10000系の車体は相鉄では初めてステンレス製となりました。前面はFRP製です。座席はE231系とほぼ同じ、片持ち式のバケットシートを採用しています。床面の高さは9000系に比べて25mm低くなり、その分ホームとの段差が縮小しています。
制御装置ははIGBT-VVVFインバータ制御のST-SC60A/ST-SC60A-G2、主電動機は出力95kWのST-MT73、補助電源装置はIGBT-SIVのST-SC61Aを採用しています。台車は軸梁式ボルスタレス台車ST-DT-61G/ST-TR246M・P/ST-TR246N、冷房装置はST-AU725Aです。
写真の10705Fは、2005年1月に東急車輌で完成したものです。10000系としては4次車に相当します。4次車では停止電気ブレーキシステムを製造当初から採用したり、集電装置などの形式変更などが行われました。