2025/09/15

京成電鉄3100形(3152編成)

3100形は3000形以来京成電鉄では約16年ぶりとなった新形車両で、一般車両ではありますが特急用車両AE形で採用している常用ブレーキの7段化や間接制御方式の車掌スイッチ、定速制御を採用しています。
客室内にはハイバック形シートや京成では初の導入となるプラズマクラスターを採用しています。また座席の一部を跳ね上げ、大型スーツケースを置くことも可能です。17インチワイドLCD2画面による車内案内表示装置を側扉上に設けています。
最高速度は120km/h、加速度は3.5km/h/s、減速度は常用4.0km/h/s・非常4.5km/h/sです。ブレーキ方式はMBSA全電気指令式電空併用ブレーキで、抑圧ブレーキ、保安ブレーキを備えます。空気圧縮装置はURC1200SD-1を装備しています。
写真の3152編成は、2019年8月に総合車両製作所で完成したものです。2023年度の3157編成の投入によって3100形は7編成となりました。京成電鉄では既に3500形などの代替として、3200形の投入を開始しています。

2025/09/14

京成電鉄3400形(3438編成)

京成電鉄3400形は、1978年5月に京成上野ー成田空港間に運転を開始した「スカイライナー」号が1993年5月にAE100形への代替が完了したことにより、初代車両であるAE形の電気部品と走行装置を活用し、相互直通運転用の通勤車として製作したものです。
車体は普通鋼製で、床板にステンレス鋼を用いています。前頭部形状は当時の最新型車両であった3700形に準じたものです。側窓は十分な採光を得るために大型の1段下降式となっています。腰掛はロングシートで1人あたりの専有幅を440mmとしています。
界磁チョッパ制御の制御装置は再利用していますが、定速運転指令方式を除外しています。主電動機は複巻電動機TDK8500A、補助電源装置はCLG-350Cを更新した上で再利用しています。台車はFS383A/FS083A、冷房装置は10.500kcal/hの能力を持つCU-15CAを1両につき3台装備しています。
写真の3438編成は、1995年1月に大栄車輌で完成したものです。当初は6連で完成しましたが、同年3月に中間車を増結して8両編成になっております。3400形は廃車が進んでおり、3438編成も2023年6月に廃車となりました。

2025/09/08

東京急行電鉄9000系(9005F)

9000系は1985年から90年にかけて117両(8両編成14本・5両編成1本)が製造されたGTO-VVVFインバータ制御車両です。5両編成で大井町線に投入された9007Fを除いて、東横線に新製投入されました。東京メトロ副都心線への相互直通開始を契機に東横線を退き、大井町線に転用されました。
軽量ステンレス製の車体は垂直断面で側面にビードがあります。車内のロングシートは4人と3人とで仕切を設けており、モケットもオレンジ色と茶色に分けられていました。また車端部の向かって左側にクロスシートを設けています。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のVF-HR107/VF-HR112、主電動機は出力170kWのTKM-86、補助電源装置はINV020-A0/A1です。台車はTS-1004/TS-1005、集電装置はPT-7108B、冷房装置はCU503/RPU4018を装備しています。
写真の9005Fは、1988年2月に東急車輌で完成したものです。2013年3月に東横線での営業運転を終えて、同年6月に5連に短縮されて大井町線に転用されました。2025年2月に廃車となり、4両が西武鉄道に譲渡されることになりました。

2025/09/01

自宅鉄道博物館本館 EF62形(41号)入線

自宅鉄道博物館本館にTOMIXのEF62形が入線しました。ナンバープレートは41号機を選択し、TNカプラーに交換、手すりを取り付けと最低限の装備を行っての入線です。EF62形の旧製品を所有していたので、さんざん迷ったのですが入線することを選択しました。
昨今のNゲージ車両は、80年代のように定番車両がいつでも買えるというわけではなく、多種・多様な車両がタイミングで入手できるような受注生産に近い様相です。多様な車両を楽しめる反面、買いたいときに売っているとは限らないともいえます。
EF62形はもともと信越本線で使用されていた電気機関車ですが、国鉄時代の末期半数がEF58形の代替として東海道・山陽本線の荷物列車牽引に転用されました。荷物列車自体がなくなりショートリリーフのような形になってしまいましたが。
東海道本線の東京口でも、団体臨時列車の牽引に起用されたりで、非常に新鮮に感じました。そんなわけで個人的に思い出深い車両ですので、購入することにしました。旧製品のほうはフリマで売却し、下取りに出したような格好になりました。

2025/08/31

京成電鉄3700形(3828編成)

今年は散歩を兼ねて日曜日の早朝に撮影に出かけることにしておりましたが、7月13日を最後に撮影はお休みしています。理由は酷暑、月曜日から円滑に出勤できるように日曜の朝に撮影に出るようにしていましたが、撮影で体調を崩してしまっては意味がありません。
9月7日もしくは14日に撮影を再開しようと思っています。京成3200形など形式として未撮影の電車も徐々に出てきています。通勤型車両の編成単位での動向が瞬時に報じられるとは時代も変わったものだと思いますが。
撮影もどちらかというとやりにくい方向に向かっています。立体交差化などで撮影可能な場所が少しずつなくなったりや、撮影している方もかなり増えたようです。以前はゆっくり撮影できた場所がそうでもなくなったり、というのはありますね。
写真の3828編成は、2000年2月に東急車輌で完成したもので、3700形の6次車に相当します。3700形としては、はじめての6両編成となりました。既に車齢25年ですが、まだまだ現役として活躍することでしょう。

2025/08/25

自宅鉄道博物館別館 EH200 2 入線

自宅鉄道博物館別館にTOMIXのブルーサンダーことEH200形が入線しました。ナンバープレートは2号機を選択しました。わが自宅鉄道博物館では初のEH級電気機関車の入線です。あとはカプラーの交換と最低限の整備を行っての入線です。
本来Nゲージの楽しみはレイアウトの製作や走らせることですが、私がやりたいことは博物館の展示の模型コーナーや、鉄道模型店の店先に飾られているショーケースです。なので飾るだけで良いのです。
別館は長さがとれるので、3両ないしは4両の編成ものを飾っていましたが、JRの電車、私鉄に加えてJR貨物の電気機関車、EF66形100番代・EF210形300番代・EF510形0番代に続いて、EH200形が仲間入りすることになりました。
ちなみに本館のEF62形ですが、方針を転換して新製品を購入することにしました。EF62形はもう30年以上前ですが、EF58形の代替を目的として突然東海道線に現れ、すぐに少数が田端に残るだけになった印象深い機関車です。碓氷峠鉄道文化むらにも見に行きました。


2025/08/24

E233系1000番代(サイ113編成)

京浜東北・根岸線の使用車両は、横浜線を含めてE233系に統一されています。京浜東北線のE233系は209系0番代・500番代を置換えた1000番代です。6扉車の連結はなくなり、209系に比べて車内も広く、かつ明るくなりました。
E233系では投入路線によって、座席のモケットの色調が異なります。京浜東北線の1000番代はブルー基調です。側扉上の車内案内表示VISが17インチで、1画面は運行上の情報、もう1画面は広告などを表示しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC85A、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はIGBT-SIVのSC86Aです。台車はDT71系/TR255系、集電装置はPS33D、冷房装置はAU726系、列車情報制御装置TIMSを装備しています。
写真のサイ113編成は2008年4月に新津車両製作所で完成したものです。2015年12月にホームドア対応改造、2018年1月に前照灯のLED化を完了しております。その他室内灯のLED化、セキュリティカメラの設置が行われています。