2025/12/24

京浜急行電鉄2000形(2051編成)

京浜急行電鉄(京急)の2000形は、1982年から2018年まで活躍し、多くの沿線住民に愛された京急を代表する名車両の一つです。登場時は、品川と横浜・横須賀方面を速く結ぶ「快特(快速特急)」専用の車両でした。
2100形が登場した1990年代後半、2000形は役割を譲り、通勤用車両へと改造されました。混雑に対応するため、ドアを2か所から3か所に増やしました。多くの人が座れるよう、窓を背にして座る「ロングシート」が中心の配置になりました。
塗装も窓の周りだけが白い、一般的な京急電車のデザインに変わりまた。8連については、朝夕のラッシュ時中心に使用されるようになり、撮影機会も限られましたが、エアポート急行が新設されてからは日中も運用に入るようになりました
写真の2051編成は、1986年2月に川崎重工で完成したもので、2000形の4次車に相当します。4次車により先代600形が全廃となりました。2000年12月に3扉化工事を完了しましたが、3扉化工事のラストとなりました。2018年2月に廃車となりました。

2025/12/21

京浜急行電鉄800形(805編成)


京浜急行電鉄でかつて活躍していた800形は、1978年から2019年まで約40年間にわたり親しまれた電車です。正面が丸みを帯びたデザインで、ライトが一つ目だったことから「ダルマ」というニックネームで鉄道ファンや沿線住民から親しまれていました。
主に普通列車(各駅停車)として運行されました。駅の間隔が短い京急線において、素早く加速し、スムーズにブレーキをかける性能に特化していました。その他、京急線内の急行にも使用されました。
2100形を除く京急の車両は1車両につきドアが3つですが、800形は乗り降りをスムーズにするために4つのドアがありました。ドアは片開きでしたが、両開きが既に主流となっていた時代に珍しいものでした。
 写真の805編成は、1979年6月に東急車輌で完成したものです。当初は3両編成でしたが、1995年6月に806編成を組み込んで6連化されました。2014年1月に1000形1331編成と入れ替わりで廃車になりました。

2025/12/20

自宅鉄道博物館別館 名古屋市電1400形(1421) 入線

自宅鉄道博物館別館に名古屋市電1400形が入線しました。トミーの鉄道コレクションをフリマで入手したものです。車番は1421となっており、ワンマン化された後の形態が模型化されています。
名古屋市電はリアルタイムでは見たことはありませんが、規模の大きいネットワークを形成していましたので興味があり、何冊か写真集を購入して、どのような場所を走っていたのか、どんな車両が走っていたのかを知りました。
1400形は名古屋市電を代表するスタイルの良い車両です。名古屋市電が廃止されてから、豊橋鉄道市内線で走っている車両がありました。一度豊橋駅前から赤岩口まで乗車し、撮影に行ったことがあります。
私のコレクションも、大阪は市営ではなく阪堺の車両ですが、東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸と六大都市の路面電車が揃ったことになります。予算や保管場所と相談しながら、今後も車両を増やしていくことになると思います。

2025/12/14

自宅鉄道博物館別館 スハ44 20 入線

自宅鉄道博物館別館に、スハ44形客車の20号が入線しました。KATO製品をフリマで入手したものです。淡緑3号の「青大将」塗装でナロ10形と併結して飾ることになりました。
スハ44形の実車は1951年に特急用の三等車として製造されたものです。品川客車区に配置され、1960年9月に151系電車に交代するまで「つばめ」「はと」に使用されました。
特急用ですから、出入口は一か所、側窓は700mm幅と小さくなり、腰掛は二人掛けの固定式でした。
鉄道模型もバリエーションが豊かになり、再現性も大きく向上しました。反面、常時入手できるとは限らず、価格も上がっております。欲しい車両があったら予算の範囲内で、購入するのがよいかと思います。

2025/12/07

自宅鉄道博物館新館 クモロ787-363入線

自宅鉄道博物館新館に、クモロ787-363が入線しました。KATOの旅するNゲージシリーズで、ディスカバー九州エクスプレス「36ぷらす3」の1号車を模型化したものです。KATOの主力商品はセットものですが、1両単位で先頭車も商品化されたことで入手が可能となりました。
787系といえば、私は1992年にKATOの「つばめ」編成を入手し、鴨居レイアウトで走らせておりました。鴨居レイアウトは1994年に実家を出て一人暮らしを始めたことであえなく廃線となってしまいました。
1両だけ自宅鉄道博物館と勝手に名付けたボードの一角で飾っていたのですが、走行機会が見込めないため編成ごと手放すことになりました。私としては数年ぶりに787系の復活となります。写真ではわかりにくいですが、レタリングも細かく印刷で表現されており、鉄道模型としてはグレードが高いと思います。
787系も当初の「つばめ」では博多ー西鹿児島(当時)を結ぶ在来線としては最高グレードを達成した凄い電車だと私は思っています。ドーム天井を持つビュフェも素晴らしい意匠だったと思います。既に九州新幹線に主力の座を引き継いでいますが、新しい役割を担っています。

2025/12/06

自宅鉄道博物館新館 EF64形1000番代 1021号機入線

KATOのEF64形1000番代を購入しました。JR貨物・運転台クーラー付き仕様です。所定のパーツを取付、ナックルカプラーに交換、ナンバープレートは1021号機を選択しての入線となります。
実車はもともと上越線系統での使用がメインでしたが、JR貨物での機関車運用広域化により、根岸線でも以前は頻繁に見ることができました。見始めはずいぶんと意外な感じがしました。大宮更新色の車両を見る機会が多かった記憶があります。
登場したのを知ったのは、鉄道ファン誌で読んだからでした。EF64形にも1000番代があるんだとずいぶんと驚いた記憶があります。当時はスマホはおろかネットも携帯もありませんでしたので、最新情報を得るのは月刊の鉄道誌からでした。のんびりとしたものです。
実車もJR東日本の車両は引退、JR貨物の車両も置換えが近づいてきた感じです。JR貨物ではEF210形の増備で置き換えるのか、なんらかの別の機関車で置き換えるのかわかりませんが具体化に向けて進んでいるようです。

2025/12/03

E233系1000番代(サイ163編成)

E233系1000番代は私が通勤のお世話になる京浜東北・根岸線の主力車両です。前任の209系に比べて車内も広く、かつ明るくなりました。大手民鉄や東京メトロの車両と比較しても遜色のない、優れた通勤型電車だと思っています。
E233系は、京浜東北・根岸線の他には、青梅線と五日市線を含めた中央快速線・常磐緩行線・上野東京ライン・湘南新宿ライン・京葉線・横浜線・埼京線・南武線でも使用されています。首都圏においてはかつての103系に近い存在感を持っています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御です。かつては車体よりも走行機器の継続使用ができたようですが、半導体の使用などで考え方が変わったのか、制御と走行機器の更新や保安用機器の追加を行うことが多いようです。
写真のサイ163編成は2009年7月に川崎重工で完成したものです。2016年9月にホームドア対応改造、2016年8月に前照灯のLED化を完了しております。その他室内灯のLED化、セキュリティカメラの設置が行われています。