2013/08/17

EF81 95

真紅のボディーに「E F 8 1」のレタリング、いやがうえにも目立つこの電気機関車は、国鉄の分割・民営化直前の1987年2月に、ジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の牽引用として、塗装変更されたものです。
スーパーエクスプレスレインボーは14系座席客車を種車に1987年に改造された欧風客車です。サロンエクスプレス東京に続く東京地区では2本目の欧風客車でした。2000年に廃車となり、今ではジョイフルトレインという名称も下火になった感があります。
EF81形は1968年から製造された交直流両用の電気機関車ですが、1988年3月のダイヤ改正で東京と北海道を結ぶ寝台特急「北斗星」の牽引機に抜擢されて人気を高めましたね。廃車も進んでいますが、今でも「あけぼの」の先頭に立っていますね。
写真のEF81形95号機は、1974年3月に日立製作所で完成し、富山第二機関区に新製配置されたものです。日本海縦貫線で使用されましたが、1982年10月にEF80形の代替を目的として田端機関区に転属しました。
【撮影:佐野次郎 2013.4.18 大宮駅】

過去の記事から
碓氷峠鉄道文化むらEF80 63
http://sanojiro.blogspot.jp/2009/08/ef8063.html

2013/08/04

京成電鉄3000形(3027編成)

新型スカイライナーの登場によって、京成電鉄のイメージもずいぶんとよくなったように思います。JR東日本のNEXとの競合という意味では、新型スカイライナーに軍配が上がりそうです。NEXは減便と一部東海道線系統への転用が噂されています。
スカイライナーを補完する特急には、写真の3000形の派生形式である3050形が使用されていますが、3000形の8連はトップナンバー1本だけという状況が続いておりました。あとは6連が24本製造され、普通の主力になっています。
3000形の8連は、3050形と同じように都営浅草線を経由して、京急本線・羽田空港線にもやってきます。京急蒲田駅の大規模な高架化も完成し、以前はのどかな地平駅だった糀谷駅も高架駅になりました。
写真の3027編成は2013年3月に総合車輌製作所で完成したものです。1月に完成した3026編成と、3027編成の投入により、3300形の「青電」「赤電」「ファイアーオレンジ」など3本のリバイバルカラーの3300形が軒並み廃車となっております。

2013/08/03

東横線5050系〈5156F〉

3月に副都心線との相互直通運転が始まる前の東急東横線は、横浜高速鉄道のY500系を含めてもほぼ5000系の電車に統一されていて、たまにやってくる9000系がずいぶんと貴重な電車のように思えました。
相互直通運転開始後は、5000系ばかりがやってくるという印象がなくなり、いろいろな電車がやってきます。なかでも東京メトロ7000系は1972年に有楽町線でデビューしたやや古い電車ですので、かなり目立ちます。
5000系では、10連の4000番台を除いて8連タイプにはステッカーが掲示されています。急行には8連も残り、それほど混雑感もありませんが、特急は10連でもずいぶんと混雑しているような気がしますね。
写真の5156Fは、2005年3月に東急車輌で完成したものです。2010年10月には副都心線乗り入れ対応工事を終えて東急車輌を出場しております。
【撮影:佐野次郎 2013.6.10 白楽ー東白楽間】

2013/08/01

池袋線6000系〈6111F〉

今年の3月に東急東横線・みなとみらい線、東京メトロ副都心線、東武東上線、西武池袋線の相互直通運転が開始され、東横線・みなとみらい線の電車は一気に種類が増えて、様変わりしたような感じです。
相互直通によるネットワーク化で、さまざまなところに行きやすくなり、非常に便利になった反面、乗り換えがわかりにくくなったり、電車の色を見てもどこの路線に乗っているのかよくわからないという面もあります。
写真の6000系は東横線を走る唯一の西武鉄道の電車です。ラインカラーも青帯と他の車両とは違います。有楽町線では意外によくお目にかかる電車ですね。東横線を走る西武電車というのも、意外感と新鮮味がありますね。
写真の6111Fは、1994年11月に東急車輌で完成したものです。2009年度には副都心線乗り入れ対応工事を受けております。この工事により前面がシルバーからホワイトに変更されています。
【撮影:佐野次郎 2013.4.17 白楽ー東白楽間】