2013/11/24

広島電鉄3800型〈3803ACB〉

広島電鉄3800形は、1987年から89年にかけて8編成が製作された3700形に続く3車体連節車です。市内線から宮島線への直通運転に投入されました。
車体は3700形に比較しますと、連続窓を採用するなどよりスマートになっております。このデザインは市内線の800形の増備車にもマイナーチェンジという形で反映されております。
主回路はVVVFインバータ制御になりました。電装品の面でも当時の最新型となったわけですね。ちなみに将来、宮島線で連結運転を行うことを考慮して、自動連結器を増設可能な設計になっております。
写真の3803ACBは、1987年11月にアルナ工機で完成したものです。1987年に完成した3801~3803はヘッドライトが丸形になっています。
【撮影:佐野次郎 2013.9.12 商工センター前ー草津南間】

2013/11/23

広島電鉄3700形〈3705ACB〉

広島電鉄3700形は、1984年から87年にかけて5編成が製造されました。広島電鉄では、「軽快電車」こと3500形に次ぐ新造の3車体連節車です。宮島線への直通運用に投入されました。
車体は700形を3車体連節車にしたようなデザインで、明るい車内は好評をもって迎えられたそうです。当時は国鉄も広島地区で電車のフリークエンシー型ダイヤを強化し、宮島線への対抗策もとられました。
技術的には、抵抗制御・平行カルダン駆動方式と、当時としてはオーソドックスな技術で手堅くまとめられました。
写真の3705ACBは、1987年6月にアルナ工機で完成したものです。現在は3701~3703ACBが市内線、3704.3705ACBが宮島線直通系統に使用されています。
【撮影:佐野次郎 2013.9.12 的場町ー猿候橋町間】

2013/11/18

広島電鉄3000形(3003ACB)

何度となく語られている事ではありますが、路面電車は郷愁の対象ではなく、現役の輸送機関として、もっと活用されてもよいのではないでしょうか?
日本もすっかり低成長が定着し、都市の膨張も収まりつつありますから、莫大な費用のかかる地下鉄の新路線の建設もだんだんなくなってくるでしょう。
新交通システムやモノレールなんかも、おおげさな気がします。路面電車をベースにして、必要に応じて高架や地下のそんなに深くないところを走ったら、けっこう便利な気がします。
写真の3003ACBは、西鉄福岡市内線1200形の1206A・1206B・1203Aとして1963年6月に日立製作所で完成したものを譲り受け、1980年12月に3車体連節車に改造したものです。
【撮影:佐野次郎 2013.9.13 的場町ー猿候橋町間】