2018/02/24

京浜急行1500形(1725編成)

京浜急行1500形電車のうち、最終グループともいえる48両については、省エネルギー化とメンテナンス費用の低減を目的として、主回路をVVVFインバータ制御に変更しています。車両番号は1700番台をつけています。
1990年8月に1701編成が登場してから、翌1991年には主回路に界磁チョッパ制御を用いた1549.1644.1650編成が製造されたあと、92年に1700番台の製造に移行し1707.1713編成、93年に1719.1725.1731編成が製造されました。
93年の3編成については、電動車のみの新製で、付随車6両については、1601.1607.1637編成から転用されました。1700番台は界磁チョッパ制御の1500形と併結可能で、最高速度の向上にも対応できる性能とされました。
写真の1725編成は、1993年2月に6両が東急車輌で完成し、2両を1607編成から転用したものです。2008年11月に車体更新工事を完了しております。新製以来現在でも都営浅草線直通運用に就いております。
【撮影:佐野次郎 2017.5.3 京急田浦ー追浜間】

2018/02/18

京浜急行1500形(1585編成)

京浜急行では1986年に800形の最終グループが6連で製造されて以降、新製車は8連.4連が中心となっていました。6連は主に旧1000形の編成替えによって賄われてきましたが、旧1000形の廃車の進行に伴い、1500形の編成替えが行われることになりました。
単純に編成替えを行うと、加速力不足の編成ができてしまうため、編成替えにあわせて主回路を界磁チョッパからVVVFインバータ制御に換装し、走行性能向上とメンテナンスの省力化が図られました。
2006年から2015年までの長期に渡り、4連・6連・8連各5本から6連15編成が組成されました。さらに車体更新、電気連結器の撤去、正面行先表示のLED化、1600番台から1500番台への改番と変化がありました。
写真の1585編成は、1637編成として8連で1989年7月に川崎重工で完成しました。2005年7月に車体更新を行い、2009年9月に6連化・VVVF化工事を行い、2013年9月には1585編成への改番が行われました。
【撮影:佐野次郎 2018.2.12 能見台ー金沢文庫間】

2018/02/17

京浜急行1500形(1501編成)

京浜急行の現役車輌の中では比較的地味な印象を受ける1500形ですが、1985年から93年までの9年間に渡る製造期間の間に、車体は普通鋼製からアルミ製へ、制御装置は界磁チョッパからVVVFインバータ制御へと進化を遂げています。
新旧1000形と同様都営地下鉄浅草線への直通を前提として設計された車輌でありますが、現在も都営浅草線・京成線まで直通しているのは1700番台の最終グループ40両だけで、その他の118両は京急線内だけで運用に就いています。
1985年に製造された最も初期型の普通鋼製のグループですが、当時としては両開きの出入口が注目されました。京急だけは片開きの出入口の電車を作り続けていたのです。片開きの出入口を持つ800形も1986年まで増備されました。
写真の1501編成は、1985年3月に東急車輌で完成したものです。2001年6月に車体更新が実施され、内装が一新されたほか初期型の特徴であった戸袋窓が埋められています。その他、前面スカートの装備やパンタ1基の撤去も行われました。
【撮影:佐野次郎 2018.2.12 屏風浦駅】

2018/02/12

京浜急行800形(827編成)

1978年から86年にかけて132両が製造された京浜急行800形電車も、既に半数以下にまで減少しております。2019年度末をめざして主要駅にホームドアが設置されるそうですので、さらに廃車が進んでいくものと思われます。
800形で最後に製造されたのは、1986年に製造された21両ですが、このグループは1500形の1次車より後の登場になります。そのため2000形、1500形の仕様を盛り込んでいます。といいましても外観から容易に識別できるような内容ではないといえましょう。
塗装も新製当初から現行と同じで、白は細帯であります。800形というのは京急では唯一他の形式と連結しての運転を行わない形式であります。また800形・2000形を最後に京急では前面非貫通の電車は作られないことでしょう。
写真の827編成は、1986年8月に川崎重工で完成したもので、800形のラストナンバーに相当します。2002年3月に更新修繕を終えています。車内の車号・製造所などを表記する銘板は2100形・2000形(3扉化以降)と同様ステッカー式となっています。
【撮影:佐野次郎 2018.2.12 屏風浦駅】

CoCo壱番屋のグランドマザーカレー

撮り鉄に出かけるときには、撮る前・途中・あとのいずれかで外食することが多いです。といいましてもここ数年は月1の撮り鉄がせいぜいのところで、何か月も出かけないこともあります。しかも神奈川県内での撮影がほとんどです。
撮り鉄に合うのはなんといってもカレーです。今日は京急の撮影に、屏風浦・能見台に出かけてきましたが、元町のココイチで期間限定のグランドマザーカレーをいただきました。ちなみに自宅から元町・日ノ出町駅まで徒歩でした。普通なら電車に乗る距離です。
ココイチの限定メニューは、正直なところ、食べた後でこれなら普通のメニューのほうがいいななどと思ったりすることがありましたが、グランドマザーカレーは違います。定番品にしてほしいと思う充実度です。
見ての通り、大きめの野菜は食べ応えがあります。また豚肉が厚い。ルーも定番品とは違い、少し濃い味なように思います。カレーは飲み物だという人がいますが、このカレーは普段よりゆっくり目に食べるのがいいと思います。

西武鉄道2000系(2097F)

丸善池袋店のあるビルに展示されている西武電車2000系2098号の写真を探してみたところ、撮影しておりました。私は特定の列車は狙わず、来るもの拒まずで、来た列車を一通り撮影するのですが、年数が経つと記録に意味が出ることもあります。
西武鉄道2000系は、もともと新宿線用に開発された界磁チョッパ制御・電力回生ブレーキを採用した省エネ車両で、西武では久々の20m・4扉の電車でした。1988年からはデザインを変更した2000N系に移行し、池袋線にも投入されました。
それまで池袋線では、101系・3000系と20m・3扉の電車が投入されていたのですが、それは池袋まで乗り通す乗客が多かったからだそうです。4扉車に慣れた目からすると長い椅子が印象的でした。今では地下鉄直通運転が増えた池袋線も4扉車ばかりです。
写真の2097Fは1992年6月に西武所沢工場で完成したもので、2000系の11次車に相当します。2両の電動車にVVVF制御装置を試験的に搭載し、VVVF・界磁チョッパの混結編成です。2016年9月に廃車となっています。
【撮影:佐野次郎 2011.9.11 東長崎ー椎名町間】

2018/02/10

京浜急行800形(812編成)

私は土曜日の夜は家内と一緒に、アド街ック天国の録画を観るのを楽しみにしております。先日、池袋を題材にした回に丸善池袋店のあるビルに京急800形812-6号の先頭部が保存されている事も紹介されていました。
保存車両と言えば蒸気機関車や路面電車のイメージが私には強かったのですが、近代的な電車も保存の対象になっているわけですね。そのビルには812-6号の他、西武2000系の2098号、東急7700系の7702号の先頭部も一緒に置かれています。
通りから見えるように設置してあるので、街のいいアクセントになるでしょうね。何も知らずに見たら驚くことでありましょう。輸送や据え付けなどはさぞかし大変だったのでしょうね。
写真の812編成は、まず1979年11月に3両が川崎重工で完成し、1986年8月に中間車3両が東急車輌で完成して6両編成化されました。2000年5月に車体更新を行い、2015年12月に廃車となりました。
【撮影:佐野次郎 2012.7.15 京急田浦ー追浜間】

2018/02/04

相模鉄道7000系(7707F)

相模鉄道では、来る11日に新型20000系電車の営業運転開始を控えております。入れ替わりに最古参となる7000系から1本現役を退く編成が出るものと予想されます。順当にいけば、旧7000系7707F.7710F.7712Fの3編成のうちどれかということになるのでしょう。
新形20000系電車は、東急線への直通を意図して製作されたもので、今回1編成だけが製作され、2編成目以降は直通開始にあわせて製造されるそうですね。先に完成するとみられるJR線直通向けには12000系が導入されるとか。
特急の運転開始など相鉄のダイヤもかなり変わりましたが、JR・東急への直通運転開始によって、さらに大きく姿を変えていくのでしょう。そこには1975年から89年にかけて製作された7000系の姿はないものと思われます。
写真の7707Fは、1979年3月に日立製作所で完成したもので、7000系の5次車に相当します。押しボタンで開閉する側窓や鏡など相鉄ならではの設備があります。約40年走っている車両ですので、いつ引退しても不思議ではないですね。
【撮影:佐野次郎 2018.1.8 西谷ー上星川間】