2009/03/30

数年前の池袋公園


 日々の生活の場にも、多かれ少なかれ変化はある。拙宅の近所に池袋公園という、夜景のきれいな公園がある。といっても見えるのは、海と石油コンビナートなのだが・・・
 この池袋公園は再整備されたが、再整備前には、木馬が設置されていた。だからどうだという代物でもなかったが、手作りの味みたいなものは十分に出ていたような気がする。「ヘタウマ」みたいな・・・感じであった。馬の親子を表現していたものだろう。

2009/03/21

583系


 京葉線には舞浜にある東京ディズニーランドへの団体臨時列車が運行されている。
 JR東日本ではいまや6両編成2本が残るのみとなった583系電車も、しばしば京葉線にやってくる。
 私にとっては583系といえば、東北新幹線が開業してから特急「はくつる」で走っていた姿が印象に残っている。
 父から拝借したニコマットの一眼レフを携え、尾久駅に撮影に出かけたものだ。
 当時の583系は13両の長大編成で、さすがに営業こそしていなかったが食堂車も連結していた。
 昼夜を問わず長距離運用に従事していたせいか、当時まだは車齢15年程度のはずであったが、ずいぶんとくたびれた感じに見えた。
 現在では団体臨時列車への運用が中心だから、しばらくは走ることができるだろう。引退したら鉄道博物館で保存してほしい。
【撮影:佐野次郎 2009.3.21葛西臨海公園駅】

2009/03/20

209系500番台(ウラ80編成)


 京浜東北・根岸線では、209系500番台が1本だけ運用についている。
 デジタルATC導入で2本、209系試作車(旧901系)代替で3本の計5本が中央・総武緩行線から転用された。
 E233系1000番台の増備が進み、すでに4本が京葉線に移り、京浜東北・根岸線から姿を消した。
 まさに昭和50年代に一時的に配置されていた101系や、6本だけが新製配置された205系といった京浜東北・根岸線における少数民族の系譜に連なる車両である。
【撮影:佐野次郎 2009.1.1新子安駅】

205系〈クラH12編成〉

 根岸線には、横浜線が乗り入れている。現在では桜木町止まりがほとんどとなり、朝夕を中心に数本が乗り入れるだけになっている。  私は床が板張りの73系電車に乗ったこともあるし、ウグイス色とスカイブルーの混色編成の103系が長い間活躍していたことも記憶している。
 1985年3月の国鉄ダイヤ改正で、根岸線への乗り入れが拡充され、大船行きも多く走るようになった。
 1988年に横浜線では初めての新製車両として、山手線に続いて205系電車が投入された。側扉の窓が大きくなったことと列車種別表示が正面に設けられたのが、山手線用との相違点である。
 現在では、桜木町までの乗り入れが中心となったほか205系にも6扉車の組み込みや、スカートの取り付け、方向幕の改造などの変化が見られる。また車庫も蒲田電車区から鎌倉車両センターへ移っている。当面は現状のまま活躍を続けるものと思う。
【撮影:佐野次郎 2009.7.26山手駅】

2009/03/15

205系〈ケヨ22編成〉

  JR東日本では武蔵野線と並んで最後まで103系を使用していた京葉線ですが、2005年9月には山手線から捻出した205系によって最後の3編成を置き換えました。
 京葉線の103系は京浜東北・根岸線と同じく青22号の塗装で走っていました。また運用終了が迫っている201系も青22号で京葉線を走っております。
 旧山手線の205系のうち武蔵野線に転用したグループは、電動車をVVVF制御に改造するなどしていますが、京葉線に転用したグループは6扉車を抜いて、帯色を変えた以外は山手線時代に近い姿で運用されているように見えます。
 写真のケヨ22編成は1985年8月に日立製作所で完成し、シナ11編成として品川電車区に新製配置されました。2002年7月に京葉線に転用されましたが、2011年1月に運用を離脱して長野総合車両センターに回送されています。
【撮影:佐野次郎 2009.3.15 葛西臨海公園駅】

2009/03/12

京浜急行1500形(1509編成)

 私が高校に入学した頃、旧1000形が主力であった京急の新型車両としてデビューが告知されていたのが1500形である。杉田駅にポスターが掲示されていたのを覚えている。
 4両編成が3本最初に投入された。写真の編成はそのうちの1本である。1985年、すでに24年前の出来事である。その第一次の1500形には戸袋窓もあり、現在のような大形のスカートも装備してはいなかった。
 翌年には4両編成2本が増備されたが、京浜急行での鋼製車体での新製はこれで最後になった。1988年には6両編成でアルミ車体の増備車が登場したのを、私は通学途中に目撃した。
 京急の現役車両の中では、もっとも角ばったスタイルを持つ実用本位の車両ということができるだろう。
【撮影:佐野次郎 2009.5.23屏風ヶ浦駅】

2009/03/08

京浜急行600形(602編成)

 京浜急行といえば、関東の私鉄では珍しく特急料金を払うことなく、クロスシートの車両に乗車することができる。
 2100形が代表格であるが、3扉の600形もある。600形の初期車は一部座席を収容可能にしていたから、ラッシュ時の輸送に対応することも考えていたのだろう。
 現在では、一般的なロングシートへの改造が進んでいる。銀色の電車ばかりが増えた昨今において、鮮やかな塗装を施した600形のスタイルは優れたものの一つだと思っている。
【撮影:佐野次郎 2009.5.17杉田駅】

2009/03/01

市営地下鉄関内駅のサイン


 横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅の入口の上部に、新横浜へ直通17分であることをアピールするサインが設置されている。
 昭和60年3月に横浜ー新横浜間を延長した際に設置したものと思われる。今でこそ「のぞみ」の全列車が停車し、神奈川県の玄関口としての地位を不動のものとしているが、当時は「ひかり」が比較的多く停車するようになった程度だと記憶している。
 地下鉄の車両は2000系、新幹線は0系を図案化したものだと思われる。
 当時の最新型/主力であったどちらの車両も既に過去帳入りしてしまった。
 特に地下鉄の2000系が、ホームドアの導入の障害となるため、機器を3000R系に譲って早々と現役を退いたのは意外だった。