2021/06/30

小田急電鉄1000形(1755F)

小田急電鉄では、2019年から新型5000形電車の導入が始まりました。製造年度からいえば8000形が置換対象になるように思いますが、界磁チョッパ制御のままだった8251Fと8255Fを別としてむしろ1000形の代替のほうが優先されているのが現状です。
8000形は製造時の防蝕対策がしっかりしていた上に、足回りは3000形と同等に更新されていますから1000形の未更新車よりも性能と状態が良いのではないでしょうか。または1000形のリニューアルへの投資を抑制するという意味合いがありそうです。
もともと1000形のリニューアルの対象からは外れているワイドドア車1500番台についても置換えが進んでいます。ラッシュ時対策として導入されたワイドドア車ですが、ホームドアの導入には対応しないので優先的に置き換えられることになります。
写真の1755Fは、1992年2月に1554Fとして東急車輌で完成したものです。2004年8月に東急車輌で車体修理と機器更新を行い、あわせて1555Fから2両を組み込み4両編成から6両編成になりましたので番号の変更が行われました。

過去の記事から
小田急電鉄8000形〈8255F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/10/80008255f.html
小田急電鉄1000形〈1756F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/01/1500.html

2021/06/27

京浜急行1000形(1355編成)

個性豊かな京浜急行の車両群の中でも比較的地味な印象を受けるのが、1500形と1000形のステンレス車体のグループではないでしょうか。1000形のステンレス車とはいっても2017年度の17次車からは塗装を施していますが。
2007年度に導入された6次車からは従来のアルミ車体に代わってステンレス車体を採用したのですが、それでも側面のラッピングの幅が比較的広く他社のステンレス製車体に比べると色のついた面積が大きく見えます。
1000形には4連・6連・8連がありますが、6連にはステンレス車しかありません。1300番台で増備が始まりましたが、16次車ではラッピングの幅が大きくなり1600番台に移行しました。さらに17次車では先述のように全面に塗装を施すようになっています。
写真の1355編成は、2014年8月に川崎重工で完成したもので1000形の14次車に相当します。1000形の6連は800形を代替するもので普通・エアポート急行に使用されています。当ブログでは今回の投稿で1300番台を全編成掲載できました。

2021/06/26

京浜急行1500形(1505編成)

京浜急行電鉄では、2021年度の設備投資計画で1000形の21次車として、1890番台12両(4両編成3本)の導入を発表しています。21次車によって1500形の代替に着手することになるのですが、最初に置換えらえるのは界磁チョッパ制御・4連の初期型だと思われます。
1500形の第一陣が製造されたのは1985年となりますが、同年に製造されたのは2000形8連1本(2141F)、4連2本(2411F・2412F)で、入れ替わりに廃車となったのが400形6両と先代600形8両の合計12両でした。
初期に製造された20両(4両編成5本)の車体は普通鋼製ですが、要所にステンレス鋼を用いて軽量化と耐久性の向上を図りました。正面の非常用貫通路は外開きのプラグドアとなりました。また新製当初は戸袋窓と妻窓がありました。
写真の1505編成は、1985年3月に東急車輌で完成したものです。2001年9月に車体更新を完了しています。車体更新の際に1000形や2000形の3扉化に準じた内装になり、戸袋窓・妻窓の廃止、前面へのスカート設置によりかなり印象が変わりました。

2021/06/25

小田急電鉄2000形(2055F)

小田急電鉄2000形は、1000形を基本としながら新技術を導入し、軽量化・メンテナンスフリー化を進めた形式で、1994年から2001年にかけて72両(8両編成9本)が製造されました。もともとは千代田線へ乗り入れることも考慮されていました。
車体は1000形とよく似た軽量ステンレス製ですが、側扉の幅が1.600mmと通常の車両と1000形ワイドドア車の中間の寸法になっています。また窓が複層ガラスになり、遮音性が向上したりと細かな改良が随所に施されております。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御で、走行機器の軽量化・集約化も図られました。小田急では初めてとなるボルスタレス台車を装備しています。冷房装置は集約分散型でマイコンにより細かな調節が自動で行われるようになっています。
写真の2055Fは、2000年11月に日本車輌で完成したものです。客室設備の改善や、集電装置のシングルアーム式パンタへの換装、行先表示のフルカラーLEDへの換装、客室内照明のLED化など細かな改良が行われています。

2021/06/23

京浜急行1000形(1349編成)

京浜急行1000形は、8両編成と4両編成を増備してきましたが、11次車で初めて6両編成が登場し、1300番台の車両番号が与えられました。6両編成については、車体がアルミ製からステンレス製に移行してからの初登場となりました。
6両編成は普通列車に使用していた800形の代替を目的として導入されたもので、電動車4両・付随車2両の4M2Tで構成されています。電気連結器を搭載していませんが、4両編成・8両編成に組換え可能な車両構成になっています。
車内設備については、17インチの映像情報配信装置をドア上に備えております。また1313編成以降は客室照明にLEDを採用しました。車内は明るく座り心地の良い腰掛を備えています。乗車して非常に印象の良い車両だと私は思います。
写真の1349編成は2014年5月に川崎重工で完成したもので、1000形の14次車に相当します。1000形の1300番台は72両(6両編成12本)が在籍し、普通とエアポート急行に使用されています。

過去の記事から
京浜急行1000形(1313編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/04/10001313.html

京浜急行1500形(1569編成)

京浜急行1500形は、1985年から93年にかけて166両が製造されました。新旧1000形の中間に位置する汎用車両ですが足掛け9年に渡る製造期間の中で、車体は普通鋼製からアルミ製へ、主回路も界磁チョツパからVVVFインバータ制御へと進化を遂げています。
車体は1988年の増備車からアルミ製になりました。戸袋窓が初めからありませんでしたので、鋼製車とは少し印象が異なりました。屋根のカーブの形状も少し変わりましたので、やや角ばった感じにもなりましたが、最初はスカートもなく大人しい印象でした。
主回路は当初は界磁チョッパ制御でしたが、VVVFインバータ制御に更新されました。これは、先代1000形の廃車が進み6両固定編成が不足するのを1500形の編成替えにより補うことになったのですが、加速力不足の編成ができるのを防ぐための措置でした。
写真の1569編成は、1613編成として1988年7月に川崎重工で完成しました。2004年6月に車体更新を行い、2007年10月にVVVF制御化改造を完了しました。2014年11月に改番を実施し、1569編成となっています。

過去の記事から
京浜急行1500形(1613編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/06/15001613.html

2021/06/20

東急電鉄5050系(5154F)

東急東横線の主力となっている5050系は、2004年から2019年にかけて310両(8両編成25本・10両編成11本)が導入されたものです。5050系の導入により8000系・8590系・9000系が東横線から姿を消すことになりました。
5050系の車体は軽量ステンレス製ですが、先頭部だけは一体のFRP成形品になっています。前面はやや傾斜していますが、8000系や9000系など正面が切妻の車両が多かった東横線では珍しいデザインのような気がします。
VVVF装置は田園都市線用の5000系のものをベースとして筐体をアルミ製にして軽量化しています。主電動機は3000系以降共通の190kWの誘導電動機を採用し、台車も3000系と共通のボルスタレス台車となっております。
写真の5154Fは2005年3月に東急車輌で完成したものです。車内の内装は赤系統ですが、2014年に座席のモケットが交換されています。5154Fは2004年度の製造ですので、後年度に製造された編成とは窓周りの仕上げが艶消しだったり、スカートの形状に差異があります。

2021/06/19

小田急電鉄8000形(8256F)

8000系は1982年から87年にかけて7次に渡り160両(6両編成・4両編成各16本ずつ)が製造されました。当時小田急の一般形車両は、9000形を除いては小田急顔の2600形・4000形・5000形・5200形が占めていたので8000系のスタイルは新鮮に感じられました。
8000形の車体は普通鋼製ですが、防蝕性外板やシーリングの導入やステンレス鋼を屋根板・床板に使用するなど長持ちする工夫が施されています。大型の一段下降式の側窓も好印象です。客室内は寒色系の配色を新製当初は採用していました。
制御装置は界磁チョッパ制御を採用し、省エネルギー化が図られました。台車はアルストム式の空気バネ台車です。急行から各駅停車、箱根登山鉄道箱根湯本までの入線にも対応でき、汎用性のある車両となっています。
写真の8256Fは、1983年8月に川崎重工で完成したもので2次車に相当します。2004年8月に車体修理と機器更新を完了しています。制御装置はVVVFインバータ制御方式に変更され、主電動機も誘導電動機(190kW)に換装し、電動車比率を4M2Tから3M3Tに下げています。

過去の記事から
小田急電鉄8000形(8251F)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/12/80008251f.html
小田急電鉄8000形〈8255F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2010/10/80008255f.html
小田急電鉄8000形〈8263F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2013/02/80008263f.html

2021/06/17

京浜急行1500形(1573編成)

京浜急行の車両の中でも地味ながらバランスのとれた中堅車両という存在が1500形です。世代的には近い2000形・800形が既に引退した現在では最古参の営業用車両でもあります。いよいよ初期型については1000形1890番台による置換えが始まる模様です。
現在1500形の車内はすべて更新が完了しており、片持式・バケットシートになっております。もともとの車内は800形に準じた配色で、座席のモケットもブルーでした。ただし扇風機はなくなり、ラインデリアを装備していました。
ブレーキシステムは、回生ブレーキが付いた全電気指令直通ブレーキであり、台車は2000形用のTH-2000を改良したTH-1500を装備し、また冷房装置も集中形を採用するなど2000形に準じた点も多くありました。
写真の1573編成は、1619編成として1989年3月に川崎重工で完成したものです。2004年11月に車体更新が行われました。2008年3月に主回路をVVVFインバータ制御に換装し、2015年7月に1573編成に改番されています。

過去の記事から
京浜急行1500形(1619編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/09/15001619.html

2021/06/12

相模鉄道8000系(8708F)

相模鉄道ではYNBに塗装された車両が増え、新製車では20000系70両・12000系60両、既存車両のリニューアルでは、10000系10両・9000系60両・8000系10両の合計210両を数えるに至っています。
従来の配色を維持しているのは、11000系50両、10000系60両、8000系80両の190両ですから、ヨコハマネイビーブルーの塗装もすっかり定着してきたといえるでしょう。沿線では一般の方にも浸透している様子です。
従来の配色を塗装で維持しているのは8000系8編成だけですが、21000系の導入により初期型の廃車が進むようです。また8708F~8713Fの後期車両はYNB化されて残るという観測ですが、現状では8709Fだけがリニューアルを完了しています。
写真の8708Fは1994年3月に日立製作所で完成したもので、8000系の5次車に相当します。2009年2月に現行の塗装に変更されました。2015年3月には前照灯をLED化し、2016年4月にVVVFインバータ装置などの更新を行っております。

2021/06/09

東京地下鉄17000系(17101F)

東京メトロでは1974年10月の有楽町線(池袋ー銀座一丁目間)開業以来、約45年使用してきた7000系の置換え用として17000系への更新に着手しました。有楽町線・副都心線としては10000系以来約15年ぶりの新型車両となります。
17000系の車体はアルミ合金を使用したダブルスキン構体で、歪みが少ない仕上がりになっています。車内設備については、座席の袖仕切りや荷棚・貫通扉に強化ガラスを採用し、開放感を出しています。腰掛のシート幅は460mmで、座り心地向上のためにクッション性も高くしています。
制御装置はSic素子を用いたVVVFインバータ制御方式で、主電動機は永久磁石同期電動機を採用し、急こう配や急加減速を繰り返す地下鉄の運行に適した走行装置としております。また車両制御情報管理装置や車両情報監視・分析システムを備えています。
写真の17101Fは2020年1月に日立製作所で完成したものです。2021年2月に営業運転を開始しました。17000系は2022年度までに180両(10両編成6本・8両編成15本)を導入する予定になっています。

過去の記事から
有楽町・副都心線7000系〈7101F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2011/05/70007101f.html
有楽町・副都心線10000系(10101F)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/11/1000010101f.html

2021/06/06

東京地下鉄7000系(7109F)

東京メトロ7000系の8両編成は、副都心線で使用されており、相互乗入れをしている東急東横線でもよく見かける存在です。東横線の各駅停車(急行の一部を含め)は8両編成ですので、東急5050系・5000系、横浜高速鉄道Y500系の他は東京メトロ7000系で運転されています。
もともと7000系は有楽町線用として1974年から89年にかけて340両(10両編成34本)が製造されましたが、副都心線の開業と10000系の導入により様々な改修工事を受け180両(10両編成6本、8両編成15本)に整理されました。
副都市線線開業後も10000系との共用が続きましたが、新型17000系が導入され有楽町線と共用の10両編成は既に置換え完了は近づいた模様です。17000系の8両編成の製造も始まりますが、既に8連からも7115Fが運用を離脱したようです。
写真の7109Fは、1974年7月に近畿車両で5両編成で完成しました。1983年3月に近畿車両で中間車5両を製造して10両編成となりました。1992年11月に冷房改造を行い、2007年10月に副都心線対応改造を行い、8両編成に短縮されました。

過去の記事から
有楽町・副都心線7000系(7102F)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/06/70007102.html
副都心線7000系(7103F)
https://sanojiro.blogspot.com/2020/02/70007103f.html
副都心線7000系(7115F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/07/70007115f.html
有楽町線7000系〈7122F〉
https://sanojiro.blogspot.com/2009/11/70007112f.html
副都心線7000系(7128F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/07/70007128f.html
副都心線7000系(7133F)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/07/70007133f.html

2021/06/05

E261系(オオRS01編成)

E261系特急形電車は251系の後継に相当するもので、8両編成で客席はすべてグリーン車であり、さらにプレミアムグリーン車と食堂車を備えていることが特徴です。営業運転する際にも「サフィール踊り子」として、E257系を使用する「踊り子」とは区別されています。
 車体はアルミ合金を使用したダブルスキン構体を採用しています。また側面に設けた天窓は独特のものです。カラーリングは伊豆の自然をモチーフにしたもので、紺碧色をベースに、側窓は黒に近い色調のグレー、全面から屋根にかけて白いラインを入れています。
主回路はVVVFインバータ制御で、省エネ性能の高いSic素子を採用しています。運転室設備や車両情報制御システムは山手線E235系に採用したものを基本にしております。電動台車はDT88、付随台車をTR272とし、乗り心地向上のため全台車にフルアクティブ動揺防止装置とヨーダンパを装備しています。
写真のオオRS01編成は、2019年11月に完成したものです。1~3号車が川崎重工、4~8号車が日立製作所で製造されました。現在2編成が大宮総合車両センターに配置されています。E261系は2020年3月のダイヤ改正で営業運転を開始しました。

過去の記事から
定期運用を退いた185系特急形電車
https://sanojiro.blogspot.com/2021/03/185.html
251系(チタRE2編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2011/05/251re2.html

2021/06/02

E257系2000番台(オオNA06編成)

1981年10月のダイヤ改正から実に40年にわたり185系特急形電車によって運転されてきた、東京ー伊豆急下田・修善寺間の特急「踊り子」ですが、2020年3月のダイヤ改正からE257系2000番台が一部の列車に投入され、2021年3月のダイヤ改正で185系の置き換えが完了しました。
もともと中央線の特急「あずさ」「かいじ」に使用されていた0番台を種車に改造されたのが9両編成の2000番台、房総特急で使用されていた500番台を種車に改造されたのが5両編成の2500番台となっています。
塗装は伊豆の空と海の色をイメージしたペニンシュラブルーを基本としたデザインになりました。0番台ではグリーン車は普通車との合造車でしたが、全室グリーン車に変更されました。普通車も含めてブルー系を基調とした色調にリニューアルされています。
写真のNA06編成は、2002年2月に近畿車両で完成したものです。2019年10月に総合車両製作所で機器更新・転用改造を完了して2000番台に編入され、大宮総合車両センターに配置されました。

過去の記事から
185系(A1編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2018/07/185a1.html
E257系
https://sanojiro.blogspot.com/2009/07/e257.html
E257系500番台〈マリNB16編成〉
https://sanojiro.blogspot.com/2011/01/e257500nb16.html