2021/06/26

京浜急行1500形(1505編成)

京浜急行電鉄では、2021年度の設備投資計画で1000形の21次車として、1890番台12両(4両編成3本)の導入を発表しています。21次車によって1500形の代替に着手することになるのですが、最初に置換えらえるのは界磁チョッパ制御・4連の初期型だと思われます。
1500形の第一陣が製造されたのは1985年となりますが、同年に製造されたのは2000形8連1本(2141F)、4連2本(2411F・2412F)で、入れ替わりに廃車となったのが400形6両と先代600形8両の合計12両でした。
初期に製造された20両(4両編成5本)の車体は普通鋼製ですが、要所にステンレス鋼を用いて軽量化と耐久性の向上を図りました。正面の非常用貫通路は外開きのプラグドアとなりました。また新製当初は戸袋窓と妻窓がありました。
写真の1505編成は、1985年3月に東急車輌で完成したものです。2001年9月に車体更新を完了しています。車体更新の際に1000形や2000形の3扉化に準じた内装になり、戸袋窓・妻窓の廃止、前面へのスカート設置によりかなり印象が変わりました。