2021/06/23

京浜急行1500形(1569編成)

京浜急行1500形は、1985年から93年にかけて166両が製造されました。新旧1000形の中間に位置する汎用車両ですが足掛け9年に渡る製造期間の中で、車体は普通鋼製からアルミ製へ、主回路も界磁チョツパからVVVFインバータ制御へと進化を遂げています。
車体は1988年の増備車からアルミ製になりました。戸袋窓が初めからありませんでしたので、鋼製車とは少し印象が異なりました。屋根のカーブの形状も少し変わりましたので、やや角ばった感じにもなりましたが、最初はスカートもなく大人しい印象でした。
主回路は当初は界磁チョッパ制御でしたが、VVVFインバータ制御に更新されました。これは、先代1000形の廃車が進み6両固定編成が不足するのを1500形の編成替えにより補うことになったのですが、加速力不足の編成ができるのを防ぐための措置でした。
写真の1569編成は、1613編成として1988年7月に川崎重工で完成しました。2004年6月に車体更新を行い、2007年10月にVVVF制御化改造を完了しました。2014年11月に改番を実施し、1569編成となっています。

過去の記事から
京浜急行1500形(1613編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/06/15001613.html