2021/06/17

京浜急行1500形(1573編成)

京浜急行の車両の中でも地味ながらバランスのとれた中堅車両という存在が1500形です。世代的には近い2000形・800形が既に引退した現在では最古参の営業用車両でもあります。いよいよ初期型については1000形1890番台による置換えが始まる模様です。
現在1500形の車内はすべて更新が完了しており、片持式・バケットシートになっております。もともとの車内は800形に準じた配色で、座席のモケットもブルーでした。ただし扇風機はなくなり、ラインデリアを装備していました。
ブレーキシステムは、回生ブレーキが付いた全電気指令直通ブレーキであり、台車は2000形用のTH-2000を改良したTH-1500を装備し、また冷房装置も集中形を採用するなど2000形に準じた点も多くありました。
写真の1573編成は、1619編成として1989年3月に川崎重工で完成したものです。2004年11月に車体更新が行われました。2008年3月に主回路をVVVFインバータ制御に換装し、2015年7月に1573編成に改番されています。

過去の記事から
京浜急行1500形(1619編成)
https://sanojiro.blogspot.com/2012/09/15001619.html

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