2012/10/27

小田急60000形(60052F)

小田急電鉄では、去る3月のダイヤ改正で、10000形HiSE・20000形形RSEとJR東海から乗り入れてきていた371系電車が引退し、ずいぶんとさびしくなってしまいました。
特急「あさぎり」はJR東海での御殿場ー沼津間を廃止したこともあり、引退する車両の代わりに新製されたのは60000系10両(6両編成・4両編成各1本)のみとなりました。
60000形は、地下鉄に乗り入れできるという画期的な車両ですが、ロマンスカーの系譜としては30000形の延長線にあるといえそうですね。30000形と同様に特急「えのしま」での分割・併合運転にも使用されています。
写真の60052Fは、2012年2月に日本車輌で完成したものです。貫通型が先頭に立っていますが、小さく「えのしま」の愛称名を掲示しているのが面白いですね。
【撮影:佐野次郎 2012.10.21 高座渋谷ー長後間】

小田急30000形(30054F)

小田急電鉄のロマンスカーのうち、特急「さがみ」「えのしま」には新宿ー相模大野間で併結運転を行う列車があります。この列車には併結運転ができる30000形か60000形が使用されます。
「えのしま」の単独運転となる相模大野ー片瀬江ノ島間では4両の短い編成で運転されます。下り方の先頭車が併結運転中は中間に入る貫通式の車両となります。貫通型もなかなかいい面構えですね。
さて新宿ー相模大野間の併結運転といえば、かつて箱根湯本行き急行と片瀬江ノ島行き急行で行われていました。当時の急行はやたらに混雑していましたね。現在は快速急行が新設され、急行も10両単独運転が基本になりましたので、だいぶゆったりとしています。
写真の30054Fは、1997年5月に日本車輌で完成したものです。独特の塗装のせいかロマンスカーらしくないともいわれる30000形ですが、広々とした車内は快適でよくできていますね。利用者には評価の高い電車といえるでしょう。
【撮影:佐野次郎 2012.10.21 高座渋谷ー長後間】

2012/10/24

相模鉄道8000系(8711F)

近年では経済成長の鈍化を背景とする乗客数の伸び悩みによって、コスト削減が急務となっていることから、JR東日本のE231系・E233系をベースとした車両を導入している相模鉄道ですが、もともと車両の面では先進的な鉄道会社でした。
昨日新聞で有数の混雑路線である京葉線の葛西臨海公園ー新木場間で拡幅車体の導入により、混雑率が緩和されたという記事がありました。JR東日本ではE231系以来主流となっている拡幅車体、相模鉄道では1970年に登場した新6000系から導入していました。
ターミナルは横浜駅で、路線が神奈川県内にとどまる相模鉄道で、時代のかなり先を行く車両が作られていたわけです。1970年といえば国鉄が103系を量産していた時代です。しかも新6000系は既に新型車両に置き換えられて引退しています。
写真の8711Fは1997年3月に日立製作所で完成したもので、8000系の8次車に相当します。新塗装化され、方向幕はLED化しパンタグラフはシングルアーム化と、新製当初からスタイルが少し変化していますね。
【撮影:佐野次郎 2012.10.21 鶴ヶ峰ー西谷間】

2012/10/22

相模鉄道11000系(11003F)

相模鉄道の最新形車両である11000系の11003Fは、現在「相鉄ギャラリートレイン」として、営業運転に就いております。文字通り電車をギャラリー代わりに使用しているわけですね。
相鉄も6000系が現役だった頃は、列車の塗装の全面的に塗り替えた「ほほえみ号」などを走らせていましたが、無塗装が基本のステンレス車体では、派手な装飾も難しそうです。
ちなみに私も撮影スポットとして利用させていただいている西谷第2踏切道ですが、JR線直通工事によって徐々に工事現場然としてきました。周辺の民家やマンションの一部は立ち退いていますね。ここでの撮影もできなくなるかもしれません。
写真の11003Fは2010年3月に東急車輛・JR東日本新津車両製作所で完成したものです。2009年度の新製車で11000系としては2次車に相当します。

2012/10/21

京浜急行電鉄600形(608編成)

今日は京浜急行の京急蒲田駅付近の高架化完成に伴うダイヤ改正初日ですね。改正当日の様子を見届けようとでかけた方も多くおられると思います。私は今日の訪問は控えましたが。
空港線が第一京浜を横切る光景も完全に過去の風景になります。思えば空港線もその他大鳥居周辺など交通量の多い道路との平面交差がありました。羽田空港の拡張と、アクセスの整備に伴いこれら運用の支障になる区間も整備されたわけです。
ちなみに600形電車は空港線から長駆成田空港へ向う京成の「アクセス特急」にも使用されますので、京急線内ではつかまえにくい形式でもあります。SH快特に入りますので600形は撮れるのですが、編成単位でなるとやはり難しいですね。
608編成は1996年2月に東急車輛で完成したものです。2005年10月に京急ファインテック久里浜工場で座席のロングシート化改造を行っています。2012年8月には同じ京急ファインテックで更新修繕を行っております。

京浜急行電鉄1000形(1425編成)

昨日の土曜日は、くもりのち晴れといった天候で、鉄道写真を撮影するにはいい天気だったのですが、仕事の疲れがたまっていたので撮影に出かけるのはやめておきました。
今日21日は京浜急行のダイヤ改正日になりますね。京急蒲田と平和島の間が上下線とも高架線になるわけです。運転面では、羽田空港アクセスがさらに拡充されます。
その昔、空港線といっても名ばかりで実際は沿線の工場への通勤の足でしたが、路線の延伸によってすっかり様変わりしましたね。今回の改正でもいろいろな変化がありそうです。
写真の1425編成は、2005年7月に東急車輌で完成したもので、1000形の4次車に相当します。この編成のあと4両編成はすべて川崎重工に発注されています。

2012/10/20

京浜急行電鉄2100形(2141編成)

京浜急行2100形の2141編成は、朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のラッピングを施して営業運転に就いていましたが、9月一杯で終了して今ではオリジナルの姿に戻って営業運転に就いています。
また新製当時のシーメンス社製のVVVFインバータ装置を維持していて、国産の装置への換装工事が進んでいる2100形としては貴重な「歌う電車」でもあります。もう2141編成の他には、2133編成しか未換装の編成がありません。
ちなみに朝の連続テレビ小説の放送時間は8:00~8:15分、私のような勤め人にはリアルタイムで見ることはできません。でも小学生の頃には「マー姉ちゃん」、大学生の頃には「凛々と」なんていうのを視てました。ゆっくりとしてたんですね。
2141編成は1999年4月に東急車輌(現:総合車両製作所)で完成したもので、2100形の3次車に相当します。

2012/10/14

京浜急行電鉄1000形(1481編成)

現在の京浜急行のダイヤでは、浅草線直通のSH快特が三崎口・浦賀行きとなり、後ろ4両を金沢文庫駅で切り離して浦賀駅まで普通で走るようになっていますが、来る10月21日のダイヤ改正でこの運用はなくなるようですね。
この運用は、金沢文庫駅で快特三崎口行きを先行させたあとで、停車位置を後方から中間に移して再度乗降扉を開閉するという芸の細かさです。逆に上り列車では、八景ー文庫間の複々線区間で後続する快特に抜かれ、文庫で後ろに増結されて快特品川行きになります。
10月21日のダイヤ改正では羽田空港アクセスが増強されますが、前述の区間快特的な普通は、八景か文庫で普通から快特に乗り換えるようなかたちで代替されるのでしょう。
写真の1481編成は、2009年6月に川崎重工で完成したもので、1000形の9次車に相当します。9次車は4両編成ばかり8本32両が製作されました。

京浜急行電鉄2100形(2173編成)

京浜急行2100形の2173編成が、2012年8月に京急ファインテック久里浜工場で、VVVF装置の換装工事を終えて9月から営業運転に復帰しました。
音階を奏でるように聞こえるオリジナルのVVVF装置を装備している2100形は、2133.2141の2編成を残すのみとなりました。
現在のところ、「音階電車」を撮影しようとする動きは、それほど盛んだとは思えません。換装工事を受けても、外見には目立った変化はありませんから当然のことかもしれませんが。
写真の2173編成は、2000年10月に東急車輌(現:総合車両製作所)で完成したもので、2100形の4次車に相当します。また2100形のラストナンバー車でもあります。

2012/10/13

ココイチの「海軍カレー」

私佐野次郎が一番好きな食べ物は「カレーライス」です。もし最後の晩餐は何がいいか?と訊ねられたら「カレーライス」と即答するに違いない。
そして撮り鉄のあとのカレーというのも格別です。というわけで今日は追浜ー京急田浦間での京浜急行撮り鉄を終えた後に、ココ壱番屋追浜店で「海軍カレー」をいただいてきました。
「海軍カレー」はどうやら横須賀市内にあるココイチでの限定メニューらしいです。「海軍チキン」「海軍ビーフ」の2種類があって今日はビーフをいただきました。
ココイチのノーマルなカレーとはうって変わって、玉ねぎ・ニンジン・ジャガイモがゴロゴロです。ココイチの特別メニューは癖があって、ノーマルなカレーが旨い事を思い知らされることが多いのですが、この「海軍カレー」は歯ごたえ充分でまろやかな旨さです。
【撮影:佐野次郎 2012.10.13 ココ壱番屋追浜店】

京浜急行電鉄1000形(1461編成)

このところ京浜急行の編成写真の撮影地として、追浜ー京急田浦間をよく利用しております。拙宅から約1時間で訪問でき、列車本数も少なすぎず多すぎず利用しやすい撮影地だからであります。
午前中の早い時間帯は上り列車、お昼から夕方前までは下り列車が順行になります。日中は1時間に快特が6本、普通も6本走ります。上下列車の被りはそれほどありませんね。
ときおり同業?の方や地元の方から「何か珍しい電車が来るんですか?」と訊ねられますが、私は下調べもせず、来る電車をより好みせず撮影しております。
写真の1461編成は、2009年4月に川崎重工で完成したもので、1000形の9次車に相当します。この区間を走る4連の普通は、金沢文庫で快特に増結されて品川まで行きますね。普通でありながら、事実上の区間快特というわけです。

2012/10/07

横浜高速鉄道Y500系(Y513F)

横浜高速鉄道Y500系のY513Fは、「Baystars Train」として営業運転に就いています。地元横浜の球団を横浜の鉄道会社が応援しているというのはうれしいものです。
横浜DeNAとして再スタートを切った今シーズンですが、残念ながら順位としては最下位になります。とはいうものの若い選手も多く活躍し、将来が楽しみだと思います。
ちなみに私のようなオッサンには大洋ホエールズの時代が印象が強いですかね?投手では平松に遠藤、斎藤、打者では山下に田代、高木由、長崎といった選手が強く印象に残ります。
写真のY513Fは、2004年2月に東急車輌で完成したものです。2011年9月に東急車輌で副都心線乗入れ対応工事を受けております。

2012/10/06

東京地下鉄7000系(7116F)

2013年3月にいよいよ東急東横線・みなとみらい線が東京メトロ副都心線を介して、東武東上線・西武池袋線と相互直通運転を開始します。
直通運転も迫ってきているわけですが、乗務員訓練のため東京メトロ7000系が東急東横線で営業運転に就いています。
相互乗り入れが始まってしまえばありふれた光景になるのですが、見慣れた白楽2号踏切道から東京メトロ7000系が走るのを実際に見るとやはり新鮮です。
写真の7116Fは、1974年8月に東急車輌で完成したものです。もともと有楽町線で黄色の帯を巻いて活躍していた電車ですが、東横線を走ることになるとは想像できませんでした。