2012/10/27

小田急30000形(30054F)

小田急電鉄のロマンスカーのうち、特急「さがみ」「えのしま」には新宿ー相模大野間で併結運転を行う列車があります。この列車には併結運転ができる30000形か60000形が使用されます。
「えのしま」の単独運転となる相模大野ー片瀬江ノ島間では4両の短い編成で運転されます。下り方の先頭車が併結運転中は中間に入る貫通式の車両となります。貫通型もなかなかいい面構えですね。
さて新宿ー相模大野間の併結運転といえば、かつて箱根湯本行き急行と片瀬江ノ島行き急行で行われていました。当時の急行はやたらに混雑していましたね。現在は快速急行が新設され、急行も10両単独運転が基本になりましたので、だいぶゆったりとしています。
写真の30054Fは、1997年5月に日本車輌で完成したものです。独特の塗装のせいかロマンスカーらしくないともいわれる30000形ですが、広々とした車内は快適でよくできていますね。利用者には評価の高い電車といえるでしょう。
【撮影:佐野次郎 2012.10.21 高座渋谷ー長後間】