2009/02/25

相模鉄道10000系(10707F)

相模鉄道が8000系と9000系のあとに導入したのは、JR東日本のE231系をベースにした10000系電車です。
前面こそ相鉄オリジナルですが、側面や室内についてはE231系そのものです。座席はすべてロングシートとなり、新7000系以降一部に設けられていたクロスシートもなくなってしまいました
経済成長が鈍化し、利用客の増加が難しい現在では、車両の標準化によるコストダウンを進めることも重要だと思います。
写真の10707Fは2005年2月にJR東日本の新津車両製作所で完成したものです。写真を撮影した時点ではラインカラーの色やロゴなどは現在とは異なる姿になっていました。

2009/02/22

EF66形100番代(115号)

EF66形100番代は、JR貨物が1989年3月のダイヤ改正で貨物列車の増発と輸送力増強を行うために導入したものです。かつては根岸線でも見ることができたEF66形100番代ですが、近年急速に運用そのものが減少しており離脱する車両も相次いでいます。
既に100番代としては1次車に相当する101~108号は全機運用から離脱しています。2次車でも既に112・114・115・117号などは稼働していないようです。なんでも吹田機関区のEF66形の運用は11両で充足できるまで減少しているとのことです。
制御装置は電磁空気単位スイッチSR123形・抵抗バーニア制御器CS27A形・界磁制御器CS28A形、主電動機は出力650kWのMT56×6、電動発電機はMH127A-DM84Aです。台車は空気ばね台車のFD133C・FD134B、集電装置はPS22Dパンタグラフを装備しています。
写真の115号機は1990年3月に川崎重工・東洋電機で完成し、吹田機関区に新製配置されたものです。100番代としては2次車となりますが、2次車から前照灯と標識灯を角型にして一体のライトケースに収め、側面に青帯を追加しています。

2009/02/15

相模鉄道7000系(7708F)

5000系が現役を退くということでかなりの注目を集めていたようですが、今では1975年に第一陣が登場した7000系が最古参ということになります。
普通鋼製の新6000系と並んで、昭和50年代の相鉄を代表する車両だといえるのではないでしょうか?側窓はボタンで開閉できますし、奥行きのある座席の座り心地も決して悪くはありません。
1996年には私も通勤で横浜ー海老名間を利用していました。当時は5000系と新旧6000系はもちろん、2100系も活躍していた。さらに旧6000系の車体にVVVF機器を搭載した3000系という車両も現役でした。
写真の7708Fは1980年1月に日立製作所で完成したもので、7000系としては6次車に相当します。今後は11000系の増備により、同数の7000系が運用を離れることになるものと思われます。