2026/08/13

自宅鉄道博物館別館「ななつ星 in 九州」入線

自宅鉄道博物館別館に「ななつ星 in 九州」が入線しました。KATOの旅するNゲージシリーズを購入したものです。このシリーズは定着して、新製品のリリースが継続して行われおり、ディスプレイ派の私には強い味方です。
実車はJR九州が2013年に日本初のクルーズトレインとして導入した「ななつ星 in 九州 」のうちのマイネフ77-7007です。2室のDXスイートで客室は構成されていますから、定員は4名ということになります。(6名での使用は可能)
車体はアルミ合金のダブルスキン構造で、ロイヤルワインレッドの光沢塗装で仕上げています。台車は787系電車をベースにして、ブレーキ方式は空気ブレーキ併用電気指令式で、DF200牽引時には電気指令式が使用できるという仕組みです。
マイネフ77-7007は、2013年8月に日立製作所で完成したものです。また「ななつ星 in 九州」は、運行開始10年目を迎える前の2022年10月に「第2章」として車両の大規模リニューアルを行っています。

2026/08/12

【思考実験】デバイス信仰からの脱却と、100年先を見据えた「国家の兵站・インフラ論」

近年のまるでわが身を焼かれるようにさえ感じられる酷暑や、目まぐるしく変わる地政学的リスクのニュースに接するたび、一小市民として、この国の持続可能性について深く考えさせられます。

世間では「新型ドローンの導入」や「最新の防衛装備品の調達」といったトピック、あるいは「何でも民営化すれば効率化する」という風潮が目立ちますが、これらは本当に100年後の日本を支える骨格になり得るのでしょうか。
今回は、少し大局的な視点から、公共インフラと安全保障の「グラデーション(融合)」について、私の頭の中の思考を整理してみたいと思います。
1. 使用期限のある「生もの」と、100年残るインフラの差
現在、防衛予算の増額が議論されていますが、その中身の多くは弾薬の備蓄やドローンの調達に向けられているように見受けられます。
しかし、あえて現実的なコストを見つめ直すと、これらには特有の「罠」があります。弾薬には厳格な「使用期限」という寿命があり、有事が起きなければいずれ莫大な費用をかけて廃棄するしかありません。ドローンもまた、電子戦やAIの進化によって数ヶ月で「ただのゴミ」に変わるほどの激しい陳腐化リスクを抱えています。
これらは昨今の厳しい国際環境を考慮すると自衛のために最低限保有せざるを得ないものの、本質的には「資産」として国家を豊かにすることはありません。
一方で、もし同じ予算を「鉄道の標準軌(フル規格)化」や「主要港湾の強靭化」といった基礎インフラに投じたらどうでしょうか。これらは一度整備すれば100年経っても陳腐化せず、有事には強固な「兵站(ロジスティクス)」として機能し、平時には「北海道の豊かな農産物や、地方の先端産業の物資を秒単位で首都圏へ運ぶ大動脈」として、日本経済に継続的に富をもたらし続けます。
平時と有事の双方で機能する「デュアルユース(二面性)」の視点こそ、これからの人口減少期に不可欠な知恵だと感じます。
2. 「新在二本立て」の限界と、大宮〜新宿のミッシングリンク
現在の日本の物流を象徴する青函トンネルでは、新幹線(標準軌)と貨物列車(狭軌)が線路を共用する「三線軌条」という極めて複雑な運用が行われています。レールの摩耗や夜間の保守時間の奪い合いは、すでに一民間企業の努力で維持できる限界を超えています。
日本が明治期に「狭軌」を採用して以来、在来線は世界標準から孤立したままです。もし、国防・産業上の重要路線から段階的に「標準軌化」へ舵を切り、JR貨物が走らせているせコンテナ専用電車(スーパーレールカーゴ)のような高速貨物電車を新幹線規格で縦横無尽に走らせることができたら、日本の物流は劇的に変わるはずです。
さらに言えば、長年幻の構想とされてきた「大宮〜新宿」間のを公費で整備するようなグランドデザインがあっても良いのではないでしょうか。新宿ルートの整備で線路容量が限界に達した大宮ー東京間を事実上複々線化することにより、北海道から隅田川、そして大阪・山陽・さらには九州へと「一本の標準軌のレール」で高速物流が繋がれば、ドライバー不足の2024年問題も、有事の即応体制も、一挙に解決へと向かうはずです。
3. 「所有は公、運営は民」という上下分離の必要性
なぜこれが実現しないのかといえば、「JR各社」という上場した民間企業に、国家の安全保障や100年先の骨格たるインフラの維持管理を丸投げしてしまっているからです。民間企業である以上、株主への説明責任や目先の四半期決算に縛られ、数千億円規模の不採算な基礎投資には二の足を踏まざるを得ません。
少子高齢化で民間が「電池切れのスマホ」のように疲弊していくこれからの時代、私たちは「何でも民営化すればいい」という近視眼的なベクトルを一度見直す必要があるものと考えています。
フランスのように、線路やトンネルなどの「下部構造」は国家や自治体が安全保障インフラとして100%所有・維持(公有)し、日々の効率的なダイヤ編成や運行サービスは民間のプロに委託する(民営)という「上下分離方式」への完全なシフトが理想的です。
あとがき:一市民として
戦前の日本には、平時は世界中で外貨を稼ぎ、有事には有力な航空母艦へ迅速に改造できることを前提に、国が補助金を出して民間に優秀な大型客船を建造させていた歴史(徴傭船制度)がありました。そこには、限られた国家予算の中で平時の経済と有事の防衛を一体として捉える、極めて高い合理性がありました。
翻って現代の私たちは、目先の人気取りの政治や、「何でもお上のせい」にする客分意識、あるいは逆に「すべて自己責任」とするなんとも冷淡な空気に流されている部分がないでしょうか。
本来あるべき世の姿とは、
「指導者が百年単位で脚本(グランドデザイン)を練り上げ、公的機関が淡々とインフラを維持し、企業はその中で創意工夫を施して発展し、そして私たち一市民は、目先の一日を誠実に生きながらリテラシーを磨いていく」
そのような関係性ではないかと思います。
短絡的なポピュリズムに惑わされず、未来に向けて骨太な議論ができる国であってほしい。一小市民として今持続可能な日本の「社会OS」の再起動に思いを馳せています。

2026/08/11

RM Re-Library(RMリライブラリー)

現在では紙媒体による鉄道書も徐々に少なくなってきている印象があります。鉄道雑誌の老舗たる鉄道ジャーナル誌もとうとう姿を消し、かつては積極的に新刊を出していたJTBキャンブックスも新作を出しておりません。
それを受けて私自身もより鉄道書の購入を絞り込んでいます。鉄道ピクトリアル誌は増刊・別冊を含めてたいていは購入していますが、次に購入しているのは、RMライブラリーです。興味のある刊を選んで購入しています。
バックナンバーを合本にして再リリースしている、RM Re-Library(RMリライブラリー)のほうは、オリジナルと重複にならなければ、たいてい購入しています。今ではほとんど姿を消してしまったローカル私鉄についてもコアな知識を得られます。
また国鉄時代の気動車や客車についても、鉄道ピクトリアル誌とはまた違ったアプローチで知ることができます。最近は隔月刊になっていますが、RMライブラリーとともに長く続いてほしいシリーズです。

2026/08/09

自宅鉄道博物館本館 EF64-39 入線

自宅鉄道博物館本館にEF64-39が入線しました。TOMIX製品の最新ロットを購入したものです。
EF64形0番代はかなり以前にユーロライナーカラーのTOMIX製品を持っておりましたが、そちらを手放して以来の復活となります。今回は国鉄色です。
この製品ですが、ナンバープレートが格段に取り付けしやすくなり、地味なところでも改良が加えられていて、企業努力が感じられます。5次形がプロトタイプですが、こういった作り分けも近年では実に細やかになっています。
5次車ってのは何なのかといえば、1971年に身延線や青梅線などの貨物列車の輸送改善を目的に製造されたグループで、37~45号車が該当します。甲府機関区に新製配置されました。前面窓が熱線入りガラスとなるなどの改良を施しています。
39号機は1971年5月に汽車会社・東洋電機で完成し、甲府機関区に配置されました。国鉄の分割・民営化では、高崎第二機関区の配置でJR東日本に継承されました。2015年6月に廃車となりました。

2026/08/08

自宅鉄道博物館新館 キハ185-1014 入線

自宅鉄道博物館新館に、キハ185-1014が入線しました。TOMIX製品の中古を1両買いしたものです。キハ185系といえばJRの経営基盤の強化を目的として分割・民営化直前に四国に投入された車両でした。
近所の本屋で、鉄道ファン誌を立ち読みして、こんな気動車が出るんだ、すごいナ、と少年時代に思いました。もうその本屋もありませんし、私自身も初老の領域の年齢です。キハ185系も四国ではほとんど走っていない、といえるでしょう。
JR九州に移籍した仲間はカラーや内装を変更して気を吐いていますね。JR四国では2000系のそのまた次世代の2700系が主力となっている時代です。メインの「しおかぜ」も8000系電車になって久しく、8600系という新形まで出ています。
JR東日本の特急は比較的長編成ですが、キハ185系を電車にしたようなタイプで、近鉄特急みたいなシステムで、房総地区なんかを結んでも面白かろうと思います。日光に行く特急もありますが、鎌倉あたりも含めて積極的にやっても良い気がします。


2026/08/06

【思考実験・続編】一小市民が妄想する、日本の「社会OS」再起動論(福祉・教育・名誉のモジュール化)

都市の集合住宅化や土地の利用権化という「ハード」を整えたあと、その中で営まれる「福祉」や「教育」という「ソフト(社会OS)」をどう再構築すべきか。本日も一小市民の妄想の続きを、整理してみました。

キーワードは「徹底的な役割分離(モジュール化)」「官民のオーケストレーション」です。
1. 介護の「コア」純化と点在する戸建ての解消
現在の介護は、専門的なケアだけでなく、個別戸建てへの移動、食事、住宅管理まで守備範囲が広すぎて、現場が疲弊しているように見受けられます。
これを解決するため、介護を「専門ケア(コア業務)」に純化し、移動や住宅管理は先の公的集合住宅システム(モジュール)側に吸収させます。
高齢者が戸建てにバラバラに点在する非効率をなくし、集約することで、介護従事者の給与ゾーンを根本的に引き上げる財源を生み出します。足元の移動にマンパワーを浪費していては、サイバー空間など新ドメインの脅威に向き合う国力は残りません。
2. 教育の収益管理からの解放と「予備教員制度」
教育や基礎研究を短期的な収益管理(コスパや即戦力)から解放します。シラバス(教育課程)は国家の意思として、各界の賢者の知見を総動員して構築するのが理想です。
現場の教員はDXで事務を徹底的に削減し、授業は動画やデジタル教材のハイブリッドへ。
さらに、自衛隊の仕組みにならって「予備教員制度」を創設します。部活の指導や実技は、公的講習を受けた地域のシニア層(予備教員)に委ね、教員はその「管理(リスクマネジメント)」に専念することで、ハラスメント防止や組織の動かし方を学びます。また、「教えるのは上手だが管理が苦手な層」を早期に発見し、無理に管理職にしないキャリアパスを作ることで、教員のメンタル休職を緩和します。
3. 「ふるさと納税」の廃止と、マイナポータル連動型「名誉の循環」
こうした福祉や教育のインフラ(高度化プレハブ住宅の寄贈や、予備教員訓練施設の設立など)への民間からの寄付を、国家的な仕組みとして作り上げます。
その一方で現在の、自治体間で返礼品を競い合うかのような「ふるさと納税」は廃止します。都市部の税収を守り、フルハイトのホームドアや駅ホーム空調化への国策投資へ回すためです。近年の酷暑に対応するためには、厚生の観点からもテコ入れが必要です。
代わりに、マイナポータルからスマホ一つで、母校や被災地へ現金または面積ポイントを直接信託できるプラットフォームを構築します。
メインの財源にはならずとも、寄付者の名前や枠組み(レガシー)が学校に永く残るようにし、多大な貢献をされた方には「叙勲(名誉)」を授与する。これこそが、金銭の利得を超えた、日本の「気高き善意の循環システム」になりえます。
あとがき:一小市民としての思い
弱者に厳しい言説がネットにあふれる現代ですが、まっとうに働いても住まいが確保できないような社会は構造的に大問題です。弱者を切り捨てることは、長い目で見れば国内の民需(内需)を縮小させ、巡り巡って自分自身に跳ね返ってきます。
公的機関がオーケストレーターとして企業にビジネスチャンスを提供し、人は生活のベースたる「利用」に重きを置く。
今日も一小市民として持続可能な日本の新たなOSに思いを馳せています。そのタイトルは、「国家戦略特区:リボーン日本(Reborn Nippon)第2章」といったところでしょうか。

2026/08/02

自宅鉄道博物館別館 クハ700-1010入線

自宅鉄道博物館別館にクハ700-1010が入線しました。鉄道コレクションの中古品を購入したものです。同世代の209系に近い車体構造の電車であり、私のコレクションの中にはなかった系統の電車です。
701系1000番代の実車は、JR東日本が1994年から製造した交流通勤形電車です。盛岡地区・仙台地区に残っていた客車列車や旧型電車の置き換えを目的として導入されました。盛岡地区の車両の車体にはブルーバイオレットと濃淡バイオレットの帯(盛岡色)が巻かれています
盛岡地区では2両編成だけがあり、仙台地区にある4両編成はありません。主に東北本線の一ノ関〜盛岡間で運用されているほか、一部は第三セクターの「いわて銀河鉄道」や「青い森鉄道」へ譲渡されました。
701系1000番代は、2010年代前半に実施された機器更新工事によって、床下メカニズムがほぼ全面的に一新され、IGBT素子を用いた主変換装置へ交換されました。また発電ブレーキから架線に電力を戻して再利用する回生ブレーキへとシステムが変更されています。