東急東横線の主力となっている5050系は、2004年から2019年にかけて310両(8両編成25本・10両編成11本)が導入されたものです。5050系の導入により8000系・8590系・9000系が東横線から姿を消すことになりました。
5050系の車体は軽量ステンレス製ですが、先頭部だけは一体のFRP成形品になっています。前面はやや傾斜していますが、8000系や9000系など正面が切妻の車両が多かった東横線では珍しいデザインのような気がします。
VVVF装置は田園都市線用の5000系のものをベースとして筐体をアルミ製にして軽量化しています。主電動機は3000系以降共通の190kWの誘導電動機を採用し、台車も3000系と共通のボルスタレス台車となっております。
写真の5154Fは2005年3月に東急車輌で完成したものです。車内の内装は赤系統ですが、2014年に座席のモケットが交換されています。5154Fは2004年度の製造ですので、後年度に製造された編成とは窓周りの仕上げが艶消しだったり、スカートの形状に差異があります。