2011/05/16

有楽町・副都心線7000系〈7101F〉

 有楽町線用として1974年から89年にかけて340両(10両編成34本)が製造された7000系電車ですが、10000系電車への置き換えと副都心線乗り入れ工事の施行により180両(10両編成6本・8両編成15本)に整理されました。
 7000系は東武東上線の和光市ー川越市間に乗り入れてきます。8両編成は副都心線専用で、有楽町線には入りません。副都心線に8両編成が用意されたのは、将来の東急東横線・みなとみらい線への直通運転に備えたためです。東横線の各停は直通運転開始後も8連のままとなります。
 副都心線乗り入れ工事後の7000系は、運転台機器などを中心に新形の10000系と共通化が図られています。7000系は新製当初から40年程度使用することを考慮していたのですが、長持ちする電車であることを証明していますね。
 写真の7101Fは1974年3月に川崎重工で完成したもので、7000系の1次車に相当します。当初は5連でしたが、1983年6月に川崎重工で中間車5両を増備して10連化されました。2005年9月に新木場CRで制御装置をVVVF化し、2008年4月に副都心線乗り入れ工事を行っています。
【撮影:佐野次郎 2011.5.4 上福岡ーふじみ野間】