2011/05/04

千葉ニュータウン鉄道9000形(9018編成)

 千葉ニュータウン鉄道9000形電車は、1984年3月の小室ー千葉ニュータウン中央間4kmの延長開業に際して投入されたものです。9000形電車は住宅・都市整備公団→千葉ニュータウン鉄道の所有ですが、運行・管理は北総鉄道に委託しています。
 当初は2000形という形式名でしたが、1991年3月に北総開発鉄道(当時)の京成高砂までの延伸と京成電鉄・都営浅草線・京浜急行への直通開始に伴い、9000形に改称されました。これは都営浅草線に直通する車両番号のうち1~2999までが京浜急行に割り当てられているためです。
 さらに先頭車はモーターなしでしたが、モーター付きに改造されました。これも京急仕様です。なぜかというと先頭車を重くすることで、電車の運転間隔を管理するための保安装置のセンサーをしっかりと踏むためだそうです。これも京急の高頻度運転を支える仕組みの一つというわけですね。
 写真の9018編成は1983年12月に日本車輌で完成したものです。当初は6連でしたが都心直通のために1990年12月に中間車2両を増備して8連化されています。