車体はオールステンレス製の片側4扉で、界磁チョッパ制御、全電気指令式ブレーキ、T字形ワンハンドルマスコンと多くの新技術を取り入れて登場しました。新製当初は正面の赤帯すらなく、ほんとうに銀色の電車でした。
かつて東横線といえばほとんど8000系がやってくるような感じでしたが、2002年から5000系の投入によって廃車が始まり、2008年1月には東横線での営業運転を終了しました。
写真の8015Fは1970年12月に東急車輌で完成したもので、1996年8月には車体更新を行いいわゆる「歌舞伎顔」になりました。2007年10月に廃車となり、先頭車を中心に一部が伊豆急行に譲渡され伊豆急行8000系として現役です。
【撮影:佐野次郎 1992.2.9 田園調布ー自由が丘間】