2011/05/14

東上線9000系(9106F)

 最新型の50070系は地下鉄乗り入れ用の電車とはいっても、池袋まで東上線をまっすぐ走る50000系電車と外観に差異はありません。第1編成の51001Fにだけ貫通扉がないなどといっても、一般の利用者にはまずわからないでしょう。
 一世代前の地下鉄乗り入れ用電車である9000系は、正面のデザインが同時期に製作されていた地上線用の10000系とは異なっています。機器も地下鉄内でのハードな運用に対応できるよう、高価なチョッパ制御を採用しております。
 2008年の副都心線への乗入れに備えて、9000系もリニューアルが実施されました。外観はともかくとして、内装に関しては50070系と同水準に改装されています。副都心線と東急東横線の直通運転が始まるとこの電車も横浜まで乗り入れてくるのかもしれません。
 写真の9106Fは1987年7月にアルナ工機で完成したものです。2007年10月に森林公園検車区で副都心線乗り入れ対応のリニューアル工事を受けています。
【撮影:佐野次郎 2011.5.4 上福岡ーふじみ野間】