九州行きの寝台特急では一番地味な存在だったのが東京ー長崎・熊本間の「みずほ」で、最も早く1993年に廃止となりました。後年には東京ー長崎・熊本間を「さくら」「はやぶさ」が併結して運転されていましたので、運転経路としては一時的に復活しました。
それにしても九州新幹線の全線開通で新設された新大阪ー鹿児島中央間の速達列車に「みずほ」の愛称が採用されたのは驚きました。「さくら」とペアにするという意味では、自然ではありますがなにぶん寝台特急時代の地味な印象が強いもので・・・。
1972年製の14系客車のディーゼル発電機の稼働音が懐かしいですね。古い客車だと思っていましたが、結局「富士」「はやぶさ」の廃止までがんばったのですからたいしたものです。今度富士急行線の駅にも保存されるようですね。見に行きたい気もします。
【撮影:佐野次郎 1992.2.6 横浜ー川崎間】