2011/05/01

常磐線103系

 常磐線の103系は1967年12月から走り始めました。ラインカラーはエメラルドグリーンという独自の塗装が採用されました。
 10両編成で投入されましたが、1971年4月に綾瀬ー我孫子間に営団地下鉄千代田線と相互乗り入れする緩行線の開業に伴い、快速運転開始と同時に8両編成に減車されました。
 実際には快速の混雑が激しく1973年3月のダイヤ改正で10両編成に戻されました。さらにJRへの移行後の1988年3月には15両編成に増強されました。この頃には203系に置き換えられた緩行線用の1000番台や山手線などから転じた冷房車なども常磐快速線を走っていました。
 E231系の投入により2006年3月のダイヤ改正で103系は常磐線から退きました。低運転台の103系も今となっては懐かしい光景ですが、ホームに灰皿がたくさんあったことにも驚きますね。
【撮影:佐野次郎 1985年頃 上野駅】

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