走行性能は京都ー大阪間の新快速に使用されていた117系近郊型電車を基本とし、暫定措置として153系との併結システムを装備しました。車体は普通鋼製で、先頭部は非貫通とし、出入り口は普通としての運用を考慮して急行形電車と同等の1.000mmに拡大して片側二か所に設けられました。
急行「伊豆」の格上げで新設した特急「踊り子」は、特急「あまぎ」からスライドした183系1000番台も使用されていましたが、1985年3月のダイヤ改正で、新幹線リレー号の運転終了により余剰となった新前橋電車区の185系200番台を田町電車区に転属させて185系に統一されました。
写真のA1編成は、1981年1月に日本車輌で完成し、田町電車区に新製配置されました。2001年3月には車内の改装を行い、湘南色ベースの塗装に変更されました。2013年3月には車両基地の統廃合のため、大宮総合車両センターに転属となりました。塗装は登場時のストライプ塗装に戻されております。
【撮影:佐野次郎 2018.6.5 田町駅】
過去の記事から
湘南色ベースの東海道本線185系200番台(チタB1編成:当時)
湘南色ベースの東海道本線185系(チタA4編成:当時)