2018/02/17

京浜急行1500形(1501編成)

京浜急行の現役車輌の中では比較的地味な印象を受ける1500形ですが、1985年から93年までの9年間に渡る製造期間の間に、車体は普通鋼製からアルミ製へ、制御装置は界磁チョッパからVVVFインバータ制御へと進化を遂げています。
新旧1000形と同様都営地下鉄浅草線への直通を前提として設計された車輌でありますが、現在も都営浅草線・京成線まで直通しているのは1700番台の最終グループ40両だけで、その他の118両は京急線内だけで運用に就いています。
1985年に製造された最も初期型の普通鋼製のグループですが、当時としては両開きの出入口が注目されました。京急だけは片開きの出入口の電車を作り続けていたのです。片開きの出入口を持つ800形も1986年まで増備されました。
写真の1501編成は、1985年3月に東急車輌で完成したものです。2001年6月に車体更新が実施され、内装が一新されたほか初期型の特徴であった戸袋窓が埋められています。その他、前面スカートの装備やパンタ1基の撤去も行われました。
【撮影:佐野次郎 2018.2.12 屏風浦駅】

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