国内では最大となる53両もの鉄道車両が展示されることになっており、徐々に建設地に搬入が進んでおります。中には写真のように梅小路蒸気機関車館から撮影できる車両もあります。
収蔵車両の中には、国鉄の通勤型電車の代表格である103系電車も含まれます。1963年から1984年にかけて総計3.500両弱が製造されたという凄い車両です。私にとっては、京浜東北・根岸線用としてもっとも長い付き合いの鉄道車両でした。
写真のクハ103-1は、1964年5月に日本車輌で完成したものです。山手線用として池袋電車区に新製配置されました。1971年4月には京浜東北線に転用され、1976年4月には大阪環状線用となり、森の宮電車区に転属しました。2011年3月に廃車となりましたが、最終配置は阪和線の日根野電車区でした。
【撮影:佐野次郎 2015.5.19 梅小路蒸気機関車館から撮影】