2025/04/30

E257系500番代(マリNB04編成)

E257系500番代は、房総地区に1993年から94年にかけて255系5編成を投入したあとも継続使用していた183系・189系を代替するために2004年から05年にかけて95両(5両編成19本)が新製投入されたものです。特急「さざなみ」の一部列車が新宿まで中央線を走ります。
側窓は183系のアコモ改善車よりも約90mm大形になっています。また天井そのものも高めとなり、開放感のある室内となりました。デッキと客室内の仕切り壁には、天井との間に隙間を設けていますが、これは車両内での空気の流れを良好に保ち、空調環境を快適にするためです。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC78/SC79、主電動機は出力145kWのMT75B、補助電源装置はIGBT-SIVのSC80です。台車はDT64/TR249系、集電装置はPS37、冷房装置はAU302A、列車情報管理装置TIMSを装備しています。
写真のNB05編成は2004年8月に日立製作所で完成したものです。2010年11月に改良型スカートに換装しています。E257系500番代は房総地区の特急減便に伴い、4編成が「踊り子」修善寺編成、3編成が波動用に転用されました。
 

2025/04/27

E231系500番代(ミツA509編成)

E231系500番代は山手線の保安装置を車上主体の1段ブレーキ制御方式に改良したD-ATCに切り替えるために205系を代替することとなり、2002年1月から2005年4月までに572両(11両編成52本)を製造したものです。6M5Tの11両編成に6扉車を2両組み込んでいました。
前面形状を変更し、前頭部を白色とし窓下に黄緑色のカラー帯を入れていました。側扉上に15インチ液晶ディスプレイ2台を設け、右側の画面には現在駅や行先などの案内情報、左側の画面には広告や文字放送を表示するようになりました。
更新後の制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC113、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はSC61Aです。台車はDT61G/TR246系、集電装置はPS33B、冷房装置はAU726A、列車情報管理装置TIMSを装備しています。
写真のミツA509編成は2002年9月に新津車両製作所で完成したものです。4号車は2011年5月に新津車両製作所で完成し、6扉車を差換えました。2017年8月に東京総合車両センターで機器更新を実施し、中央・総武緩行線用として三鷹車両センターに転入しました。

2025/04/23

E233系(トタH43編成)

撮影は横浜市内で行うことが多いのですが、たまには東京まで足を延ばそうと思い、中央線に乗りました。中央線はE233系に統一されています。グリーン車が組み込まれるようになってからは初めての撮影です。また飯田橋駅のホームが大改修されてからも初の撮影です。
E233系はステンレス製の拡幅車体を採用し、裾絞りのない201系よりも定員の増加を図っています。先頭部は運転台部分に衝撃吸収機能を導入し、運転台の寸法を拡大しております。車両の床面高さをレール面上1.130mmまで低くし、ホームとの段差縮小によりバリアフリー対策としています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC85、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はIGBT-SIVのSC86です。台車はDT71系/TR255系、集電装置はPS33、冷房装置はAU726系、列車情報制御措置TIMSを装備しています。
写真のトタH43編成は2006年9月に東急車輌で完成したものです。2019年11月に東京総合車両センターで4号車にトイレ設置改造、二階建てグリーン車サロE233-43・サロE232-43は2024年7月に総合車両製作所横浜事業所で完成し、2024年11月に編成に組込まれました。

2025/04/21

阪急9300系・6300系「京とれいん」 自宅鉄道博物館入り

近年のNゲージ製品の完成度の高さには驚愕します。かなり長い期間購入していなかったので、余計そう感じるのかもしれません。
今回は阪急の9300系・6300系「京とれいん」の入線です。9300系は私としては久々の編成ものの購入です。
最新型の2300系もKATOから発売されますが、まずは現在入手できる9300系の購入です。飾ってみて、屋根のアイボリーが非常に良いアクセントになっています。
これで私鉄車両も含めて、気に入った車両は揃ってきた感じです。住環境やお小遣いとの折り合いをつけながらマイペースで模型も楽しんでいこうと思います。

2025/04/20

EF65形1000番代(2096号)

EF65形1000番代は、フレートライナーや固定編成客車を牽引するために導入されたものです。私にとっては、EF65形500番代に代わって東京発のブルートレインの先頭に立っていた姿が印象に残ります。正面の貫通扉が特急用らしくないとかいわれたり、1985年3月改正でEF66形に「瀬戸」「出雲」以外は交代したので、全盛期は10年に満たないと思いますが。
車軸配置はB-B-B、主電動機は出力425KWのMT52Aを6機搭載しています。台車は両端台車がDT115B、中間台車がDT116C、集電装置はPS22Bを装備しています。塗色は全体を青15号、両端上部と側面帯をクリーム1号としていました。
2012年5月から国土交通省の省令により、最高速度100km/hを超える運転を行う場合には運転状況記録装置の搭載が義務付けられましたが、JR貨物の1000番代は100km/h以下で運転されるため装置を搭載しないことになりました。装置を搭載する旅客会社所有の1000番代と区別するため、JR貨物の車両は2000番代に改番されることになりました。
写真の2096号は、1978年5月に1096号として川崎重工・東洋電機で完成したものです。東京機関区に新製配置され、1985年3月に新鶴見機関区に転属しJR貨物に継承されました。2006年3月に大宮車両所でC更新工事を受け、さらに2096号機に改番されました。

2025/04/16

E235系1000番代(クラJ-37編成)

E235系1000番代は横須賀・総武快速線で使用しているE217系の置換えを目的として導入されたものです。E217系と同じく4扉・近郊タイプの車両ですが、先頭車は当初から完全な非貫通タイプとなり、形状も山手線用と同じようになっています。
車体は軽量ステンレス製ですが、雨樋の突起がなくなり側面は非常にすっきりとした印象です。普通車の全車の腰掛がロングシートとなりました。山手線用のE235系とは座席や床のカラーが異なり、袖仕切の形状が変更されています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSC104A、主電動機は出力140kWのMT79、補助電源装置は待機二重系SIVのSC107Aです。台車はDT80系/TR273系、集電装置はPS33H、冷房装置は普通車がAU737系・グリーン車がAU742系、列車情報管理装置INTEROSを装備しています。
写真のクラJ-37編成は2024年7月に総合車両製作所新津事業所で完成したものです。この3月のダイヤ改正でE217系は定期運用から離脱しました。E235系1000番代の製造が終わったあとは仙石線用のE131系800番代の製造が行われています。

2025/04/13

E233系5000番代(ケヨ516編成)

1月から久しぶりに通勤で京葉線を利用することになりました。現在の京葉線は各駅停車がほとんどとなり、また幕張豊砂駅の開業によって、私の場合にはさらに時間がかかるようになりました。反面葛西臨海公園駅で快速・特急による退避時間にはほぼ当たらなくなり、所要時間の延長には歯止めがかかっているともいえます。
京葉線の主力であるE233系5000番代の車体は軽量ステンレス製で、車体断面はE233系0番代と同様の車体幅2.950mmの拡幅車体です。客室の内装はモダンであたたかみのあるカラーデザインとしています。側窓ガラスは熱線吸収ガラスを採用し、カーテンを省略しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC85A、主電動機は出力140kWのMT75、補助電源装置はIGBT-SIVのSC86Aです。台車はDT71系/TR255系、集電装置はPS33D、冷房装置はAU726、列車情報管理装置TIMSを装備しています。
写真のケヨ516編成は2011年3月に新津車両製作所で完成したものです。京葉線用E233系の識別帯はワインレッドとなっています。E233系5000番代は2010年3月から2011年6月にかけて集中的に導入されましたが、209系500番代1編成も機器更新を行い継続して使用されています。

2025/04/06

E231系1000番代(コツK-07編成)

国府津車両センターに所属しているE231系は、113系の置換えを目的として導入されたものです。今や上野東京ライン・湘南新宿ラインと都心を縦貫するのがあたり前であり、東京口と上野口に分かれて車両も113系・115系と別建てだった国鉄時代が嘘のようです。
東海道線用として投入されたE231系では基本編成のうち普通車4両がセミクロスシート車となりました。また普通車の座席クッションをSばねを併用した最適な柔らかさのものに変更しています。側窓もIRカットガラスに変更しております。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSC77、主電動機は出力95kWのMT73、補助電源装置はIGBT-SIVのSC75/76。台車はDT61G/TR246系、集電装置はPS33B、冷房装置は普通車がAU726・グリーン車がAU729、列車情報管理装置TIMSを装備しています。
写真のコツK-07編成は2004年6月に東急車輌で新製されたものです。6・7号車はモノクラスだった宇都宮・高崎線用編成にグリーン車を組み込むために捻出された普通車を組み込んでいます。該当するサハE231 1041・1042は2000年11月に東急車輌で新製されたものです。