2013/10/12

広島電鉄3000形〈3005ACB〉

現在7編成が在籍している広島電鉄3000形のうち、3005ACBだけは全車が旧西鉄市内線1100形を種車としており、少し角ばった車体とより天地に大きい窓で他の編成とは少し印象が異なります。
1100形時代には、カルダン駆動を採用し路面電車としては進んだ仕様でしたが、広島電鉄への移籍に際して、旧1200形・1300形と性能を揃えるために吊り掛け駆動に改造されています。
3000形の車内はすべてロングシートで、貫通路も全幅式で車内には一体感があります。冷房やICカードの読み取り機もありますが、やはり昭和の電車という雰囲気が強いです。
写真の3005ACBは、1954年7月汽車製造製の旧西鉄福岡市内線1101A-1101B-1102Aを1981年1月に3車体連節車の3000形に改造したものです。
【撮影:佐野次郎 2013.9.11 元宇品口ー広島港間】