2016/04/10

モハ454形

モハ454形は、1965年5月から1968年9月にかけて日本車両、日立製作所、東急車輌で51両が製造された455系急行形電車の中間電動車です。交流50Hz対応ですので、運用区間は東日本地域に限定されます。
クモハ455形とユニットを組み、主変圧器はTM9、主整流器はRS22などの交流機器を備え、また補機集約化により大容量の空気圧縮機MH113A-C2000Mを装備しています。
東北・上越新幹線が上野駅に乗り入れた1985年3月のダイヤ改正によって、上野口の交直流急行形電車の乗り入れはなくなり、中間のサロを抜いて仙台地区などのローカル運用に転用されました。1989年に郡山駅で見かけた記憶があります。
この写真を撮影したのは、1984年頃ですが、写真を撮っている人はそんなに見かけなかったような気がします。現在ではデジカメの普及で、ずいぶんと撮影される方も増えているのでしょう。
【撮影:佐野次郎 1984年頃 上野駅】