小田急電鉄としては初めて、VVVFインバータ制御、ステンレス車体を採用した電車です。ステンレス車体とはいえ、戸袋窓もあり、近年の電車とはやや趣が異なりますね。
1000形電車は4連・6連・8連・10連の各タイプを交えて1993年までに160両が製作されました。2009年には箱根登山鉄道のラインカラーを施した編成が登場したり、千代田線乗入れ運用から撤退したりと変化も見られます。
写真の1056Fは、1988年2月に川崎重工で完成したもので、4連の1次車に相当します。集電装置は当初の菱型から、シングルアーム式に換装されています。
【撮影:佐野次郎 2013.1.6 生田ー読売ランド前間】