いわゆる湘南電車として知られていた113系近郊型電車の初期型ですね。このタイプの電車は東京ー大船間で東海道線と横須賀線が線路を共用して頃に、湘南色とスカ色の電車が編成中に混在していたなんてこともあった頃からある車両でした。
屋根上の通風器が103系などと同じくグローブ型だったのも特徴ですね。後年の車両は押し込み型になっていますので、区別は容易でした。冷房のない電車が走っていた頃の日本は、夏.も今よりも涼しかった気がします。
写真のような初期型はJRへの移行前に姿を消したように記憶していますが、長い間製造された113系は2006年3月まで東海道線を走りました。今では4ドアのE231系・E233系が活躍し、東海道線も上野東京ライン・湘南新宿ラインに進化しました。
【撮影:佐野次郎 1984年頃 品川駅】