2015/09/12

梅小路蒸気機関車館9633

梅小路蒸気機関車館はご承知の通り、2015年8月30日をもって閉館となりました。とはいうものの、来春には京都鉄道博物館として、新たにオープンするわけですから何ら悲観する必要もないわけです。
小生が初めて梅小路蒸気機関車館を訪問したのは、昭和50年代の前半だったと思います。京都に母の実家がありましたので、祖母に連れられて行ったのです。当時はかなりの蒸気機関車が有火状態で保存されていました。
写真の9633もそうですし、C1164やD50140なんていう機関車も煙を吐いていました。京都市電も縮小の途中でしたが、健在ではありました。梅小路蒸気機関車館のすぐ近くの、山陰本線との交差部で軌道が掘り下げてあるのが印象的でした。
9600形は、1913年から13年間に770両が製造された貨物用の蒸気機関車です。1975年に旅客用のC57が引退し、旅客用のSLが全廃されてからも1976年3月まで追分機関区の入換用として現役を継続しました。最後のSLは、9600形だったのです。
【撮影:佐野次郎 2015.5.19】

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