私佐野次郎は、鉄道書を読むのが大好きです。車両を撮影したり、乗ることを楽しんだり、模型を飾ったりといろいろとやっていますが、鉄道趣味の原点は鉄道書を愉しむことにあると思っています。
昨年に亡くなった父にもらった保育社のカラーブックス、広田尚敬さんの「蒸気機関車」、中田安治さんの「路面電車」などが、私の鉄道趣味の出発点です。あとは図書館で横浜市電に関する本を繰り返し借りたものです。
現在の鉄道も、システム化やコストダウン、サービスの改善がいろいろと進められていて非常に興味深いですが、鉄道趣味としての醍醐味を感じられるのは、1950年代から80年代ではないかと感じています、
保育社が80年代後半に出版し、今世紀になってネコパブが復刻した「私鉄の車両シリーズ」、足掛け30年を費やして、全24巻をようやくコンプリートしました。現在でも走り続けている車両あり、クーラーもない旧型車両ありと楽しさ満載の内容です。