2026/02/14

相模鉄道8000系(8702F)

1990年に登場した8000系は、旧型車(6000系)の置き換えと、当時の相鉄の技術的ブランドを象徴する「21世紀の標準車両」として設計されました。 前面は非常扉を左側に寄せた非対称デザインを採用し、編成中2両に首都圏の通勤電車では珍しいクロスシートを配置しました。
日立製作所製の軽量アルミ合金車体を採用し、相鉄の代名詞とも言える「自動窓」を装備していました。車内のボタン一つで窓が上下する機能は、相鉄独自のものでした。また初期車は妻面(連結部)に2行のLED案内板を設けていました。
1C8M方式の日立製GTO-VVVF制御を採用。起動時に低く響く「非同期音」から高速域での力強い唸りは、現在のIGBT車では味わえない独特の迫力があります。また相鉄伝統の「直角カルダン駆動方式」を最後まで継承した形式の一つです。
写真の8702Fは1991年3月に日立製作所で完成したもので、8000系の2次車に相当します。12000系の導入に伴い、2020年4月に廃車となりました。相鉄・JR直通線開始に伴う車両運用計画の見直しが背景にあり、事故廃車を除いて初めての8000系の除籍となりました。

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