2015/05/23

嵐山線6300系〈6352F〉

阪急電鉄6300系は、2800系に代わる京都線の特急用として、1975年から1978年にかけて64両〈8両編成8本〉が製造されました。さらに1984年には増備車として6330番台1編成が製造されました。2扉・転換クロスシートという珍しい構成の電車です。
2001年3月のダイヤ改正から京都線の特急の停車駅が増加するとともに、10分間隔に増発されるようになり、6300系だけでは特急運用を賄えなくなりました。そのため後継となる3扉の9300系が導入されました。
6300系は基本的に廃車となりましたが、一部車両に関しては嵐山線に転用され、2300系を代替することになりました。3編成を4両編成に短縮して、座席に関しても配置を変更しています。その他にも「京とれいん」に1編成が改装されました。
写真の6352Fは、1976年9月にアルナ工機で製造されました。2009年4月に嵐山線対応工事を完了しています。側扉の窓が天地方向に拡大しているのが目を引きますね。
【撮影:佐野次郎 2015.5.18 桂駅】