2023/09/05

東急電鉄9000系(9012F)

東急9000系電車は、軽量ステンレス車体にVVVFインバータ制御を採用した20m車体4扉の標準車両で、1986年から92年にかけて15編成が製造されました。当初から5両編成で大井町線に投入された9007F以外は、すべて8両編成で東横線で使用されました。
東横線の東京メトロ副都心線との相互直通運転には、9000系を使用しないこととなり、5両編成に短縮して大井町線に転用することになりました。まず9002Fが2009年7月に大井町線での営業運転を開始しました。
大井町線での使用に際して、先頭部の帯を赤から黄色へのグラデーションに変更し、前面と側面に大井町線ステッカーを掲示しています。2014年までに段階的にシングルアーム式パンタと表示器のフルカラーLEDが行われました。
写真の9012Fは、1988年11月に東急車輌で完成し、東横線で使用されました。2005年1月に室内を更新しています。2013年5月に大井町線での営業運転を開始しました。中間車3両については廃車となっています。

過去の記事から
東横線時代の9012F