2023/09/21

東武鉄道70000系(71709F)

東武鉄道70000系電車は、東京メトロ日比谷線との相互直通運転に使用している20000系電車の代替として製作された車輌です。同時期に製作される東京メトロ日比谷線の13000系電車とは仕様の共通化が図られております。
車体はアルミ合金製のダブルスキン構造で、カラーリングは、イノベーションレッドとピュアブラックという新しいカラーが採用されました。シートモケットは赤系統で一人当たりの座席幅は460mmを確保しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のMAP-216-15A284A/MAP-216-15A285A、主電動機は出力205kWの永久磁石同期電動機TM-17、補助電源装置はIGBT-SIVのNC-GAT185Bです。台車はTRS-17M、集電装置はPT-7112-C、冷房装置はCU739、車内情報制御装置T-TISを装備しています。
写真の71709Fは2018年2月に近畿車輌で完成したものです。転換式腰掛を備える派生形式70090系6編成を含めた70000系24編成の導入により、20000系が日比谷線の直通運用から撤退し、一部廃車と短編成化・ワンマン化が行われました。