車体長18メートル・3扉の車体は、先に登場した東横線9000系を一回り小さくしたようなスタイルになっています。直線基調の簡素なデザインですが、同時期に製造されたJRの205系同様、車内も明るく感じられる好感のもてる電車だと私は思います。
VVVFインバータ制御機器の更新時期にかかっているため、2編成が機器を換装して1500番台に編入されています。おそらく今後も編入改造が行われて、池上・多摩川線は7000系と1000系1500番台に揃えられていくのではないでしょうか。
写真の1021Fは1993年2月に東急車輌で新製されたものです。ワンマン運転対応準備工事、集電装置のシングルアーム式パンタグラフへの換装、行先表示のLED化などが行われました。7700系が長く活躍していたので新しい車両と思っていた1000系も大ベテランですね。
【撮影:佐野次郎 2019.9.2 御嶽山ー久が原間】