東急池上線・多摩川線の車両は共通で、雪ケ谷検車区に7000系45両(3両編成15本)、1000系48両(3両編成16本)が配置されています。1000系のうち7編成は、日比谷線直通用だった編成を短縮して1500番台に改造したものです。
車体は従来の赤帯に代えて緑の濃淡の帯を巻いています。また車内の化粧板も交換されて木目調になっています。いずれも7000系にイメージを揃えたものです。また正面の列車種別表示をなくして車番を表示するようになりました。
電装品は7000系と同等の新品に換装しています。IGBT-SIV一体型のVVVFインバータ制御になりました。また3両編成への短縮に伴い、五反田方の制御車を電装化して制御電動車にしました。このため新形式デハ1500形ができています。
写真の1508Fは、1990年9月に完成した1008Fを、2015年6月に東急テクノシステムで1500番台に改造したものです。8編成あった日比谷線直通編成ですが、1500番台化されたのは7編成で1506Fが欠番になっています。
【撮影:佐野次郎 2019.9.2 御嶽山ー久が原間】