2025/07/08

東急電鉄9000系(9005F)

9000系は1985年から90年にかけて117両(8両編成14本・5両編成1本)が製造されたGTO-VVVFインバータ制御車両です。5両編成で大井町線に投入された9007Fを除いて、東横線に新製投入されてから、大井町線に転用されました。いよいよ6020系による置換えが始まっています。
軽量ステンレス製の車体は垂直断面で側面にビードがあります。車内のロングシートは4人と3人とで仕切を設けており、モケットもオレンジ色と茶色に分けられていました。また車端部の向かって左側にクロスシートを設けています。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のVF-HR107/VF-HR112、主電動機は出力170kWのTKM-86、補助電源装置はINV020-A0/A1です。台車はTS-1004/TS-1005、集電装置はPT-7108B、冷房装置はCU503/RPU4018を装備しています。
写真の9005Fは、1988年2月に東急車輌で完成したものです。2013年3月に東横線での営業運転を終えて、同年6月に5連に短縮されて大井町線に転用されました。9005Fが東横線から大井町線に転用された9000系の最終編成となりました。既に2月に営業運転から退いています。

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