2025/08/14

京浜急行電鉄800形(818編成)

2019年に引退した京浜急行800形は、1978年から86年にかけて132両が製造されました。京急線内専用の車両で、700形の円滑な乗降と先代1000形の走行性能を兼ね備えた車両といえます。ラッシュ時の混雑が現在よりも激しかった時代の鉄道車両ということがいえましょう。
車体は普通鋼製、車体長さはおよそ18mで、1200mm幅の片開き4扉でした。車内の色調は化粧板の色が明るくなり、大きな客室窓にFRPの窓キセなどで、先代の1000形や700形から大きくイメージが変わりました。
制御装置は界磁チョッパ制御のACRF-H12100-770A、主電動機は出力100kwのKHM-800、補助電源装置はTDK-3320Aを装備していました。空気圧縮機はC-2000M、台車はTH-800、集電装置はPT43E5-Mです。
写真の818編成は1980年3月に川崎重工で完成したものです。当初は3両編成でしたが、1982年3月に川崎重工で中間車3両が完成し、一部改番・6両編成化されました。1998年3月に車体更新を行い、2016年12月に廃車となりました。

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