2025/08/17

E235系1000番代(クラJ-39編成)

E235系1000番代は横須賀・総武快速線で使用しているE217系の置換えを目的として導入されたものです。首都圏の通勤路線ではそのあと大規模な車両の置換えが進んでおりません。ひょっとすると次回はE235系ではなく新系列の投入が行われるのかもしれません。私自身は勝手に空調装置の能力をさらに高くするのではないかと予想しています。
車体は軽量ステンレス製ですが、雨樋の突起がなくなり側面は非常にすっきりとした印象です。普通車の全車の腰掛がロングシートとなりました。山手線用のE235系とは座席や床のカラーが異なり、袖仕切の形状が変更されています。
制御装置はSiC-VVVFインバータ制御のSC104A、主電動機は出力140kWのMT79、補助電源装置は待機二重系SIVのSC107Aです。台車はDT80系/TR273系、集電装置はPS33H、冷房装置は普通車がAU737系・グリーン車がAU742系、列車情報管理装置INTEROSを装備しています。
写真のクラJ-39編成は2024年8月に総合車両製作所新津事業所で完成したものです。この3月のダイヤ改正で長らく活躍したE217系は運用から離脱しました。E235系1000番代の製造が終わったあとは仙石線用のE131系800番代の製造が行われています。

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