2023/02/24

東京急行電鉄9000系(9004F)

9000系は1985年から90年にかけて117両(8両編成14本・5両編成1本)が製造されたGTO-VVVFインバータ制御車両です。8000系シリーズに続く車体長20m・4扉の標準車両です。5両編成で大井町線に投入された9007Fを除いて、東横線に新製投入されました。
軽量ステンレス製の車体は垂直断面で側面にビードがあります。車内のロングシートは4人と3人とで仕切を設けており、モケットもオレンジ色と茶色に分けられていました。また車端部の向かって左側にクロスシートを設けています。
制御装置はGTO-VVVFインバータ制御のVF-HR107/VF-HR112、主電動機は出力170kWのTKM-86、補助電源装置はINV020-A0/A1です。台車はTS-1004/TS-1005、集電装置はPT-7108B、冷房装置はCU503/RPU4018を装備しています。
写真の9004Fは1988年1月に東急車輌で完成したものです。2010年7月に大井町線に転用され、5両編成化されています。先頭部の帯を赤~黄のグラデーションに変更し、前面と側面に大井町線ステッカーを貼り付けています。

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