2023/02/26

東急電鉄7000系(7110F)

7000系は池上線・多摩川線で使用していた在来車を置き換える目的で2007年度から導入されたものです。両線では18m級車体の車両を使用し、ウンマン運転を行っているため新規設計となりました。
車体は軽量ステンレス製で、ビードがない平滑な表面となっています。先頭部はFRP成形で非常用貫通路を設けています。客室内は化粧板をすべて木目調とし、腰掛は片持ち式のバケットシートを採用しています。また15インチ液晶モニタ2画面による車内表示装置を装備しています。
制御装置はIGBT-VVVFインバータ制御のSVF091-A0、主電動機は出力190kWのTKM-99A、補助電源装置はIGBT-SIVのSVF091-A0で主回路がバックアップを兼ねています。台車はTS-1019A/TS-1020A、集電装置はPT7108-D、冷房装置はHRB504-2を装備しています。
写真の7110Fは、2018年7月に総合車両製作所で完成したものです。7000系の2018年度の増備により、7700系の営業運転が2018年11月に終了しました。日比谷線直通に使用していた1000系を1500番代として転用したため、7000系の増備はその分抑制されたものと思われます。