2023/02/02

E257系2000番代(オオNA09編成)

中央本線特急へのE353系投入によって捻出されたE257系0番代と房総地区の特急見直しによって捻出されたE257系500番代をそれぞれ9両編成のE257系2000番代・5両編成のE257系2500番代に改造し、東海道線の特急「踊り子」に転用して185系の置換えを行うことになりました。
E257系0番代は9両の基本編成がM101~M116の16編成あり、クモハE257形とクハE257形の2両で構成される付属編成がM201~M205の5編成ありましたが、付属編成は転用の対象外となり、全車廃車となりました。基本編成は13編成が「踊り子」「湘南」用の2000番代、3編成が波動輸送用の5000番代に改造されました。
制御装置はPWM-VVVFインバータ制御のSC119/SC118、主電動機は出力145kWのMT72A、補助電源装置は待機二重系SIVのSC120です。台車はDT64/TR249系、集電装置はPS36、冷房装置はAU302、車両情報制御システムTIMSを装備しています。
写真のオオNA09編成は、2002年5月に日立製作所で完成し、モトM112編成として松本車両センターに新製配置されたものです。9両が2019年2月に長野総合車両センターで東海道線向けの転用改造と機器更新を完了し、大宮総合車両センターに転属しました。