2012/03/25

185系200番台

2012年3月のダイヤ改正は、私のようなオジサンの感覚では、東北新幹線のE5系なんてSFの世界のようですし、常磐線にデビューしたE657系は651系の置換え用と、隔世の感を禁じえません。
ダイヤ改正といえば、東北・上越新幹線の始発駅が大宮から上野になった1985年3月の改正や、国鉄最後のダイヤ改正となった1986年11月の改正が印象深いです。
1985年3月のダイヤ改正では「新特急」なる列車群が登場しました。いつの間にか「新特急」という言葉も聞かなくなりました。それはともかくJR東日本の東京近郊の特急は、小田急や近鉄みたいな運営をしたら、かなりの需要を掘り起こせるように感じますが、現実の姿は消極的に過ぎるように感じます。
最近、特急色や湘南色に塗り替えられ話題を提供している185系200番台ですが、オリジナルは写真のようなシンプルな配色でした。子供の頃はKATOが写真のようなスタイルの185系200番台をNゲージで商品化しており、憧れたものです。KATOの製品はヘッドマークをネジで回転できるのです。
【撮影:佐野次郎 1985年頃 上野駅】

2012/03/24

京浜急行電鉄800形(824編成)

このところ用事が重なり、撮影にもでかけられませんでしたが、そうこうしているうちに京浜急行800形の809編成が現役を退いたそうです。入れ代りに1000形の1313編成が営業運転に入りました。
とはいうものの800形の残り編成は19編成ありますから、まだまだゆとりをもって撮影することが可能でしょう。
近年、列車や車両の引退間際に撮影することは至難の技となりつつあることを感じています。にぎわいかたが凄い。とにかく無理は禁物。趣味は余裕をもってゆっくりと楽しみたいもです。
写真の824編成は、1981年4月に川崎重工で完成したものです。当初は3連でしたが、1983年3月に川崎重工で中間車3両を増備して6両編成となっています。

2012/03/20

京浜急行電鉄600形(604編成)

京浜急行600形の604編成は、京急ファインテック久里浜工場での更新工事を終えて、3月15日から営業運転に復帰したそうです。
600形の8両編成は、608編成も更新工事のために入場しておりますので、すべて更新工事を施行されることになります。従って600形の8両編成については、写真のようなスタイルは近いうちに見納めとなります。
600形も601編成、602編成の製造当初は窓周りをグレーに塗ってデビューしました。客室内のクロスシートをロングシートに改造したこともあり、製造当初からは変化の大きい形式といえそうです。内外とも1000形同様になってきている感じがしますね。
写真の604編成は1995年3月に川崎重工で完成したものです。2006年11月に京急ファインテック久里浜工場でクロスシートをロングシートに改造しています。2012年3月に更新工事を完了しています。写真は更新前です。

2012/03/11

京浜急行電鉄600形(608編成)

京浜急行600形の608編成が、更新工事のために京急ファインテック久里浜工場に入場した模様です。608編成の工事が完成すると600形の8両編成すべてが更新工事を施行されたことになります。
600形は通勤電車の快適性を高めるために、3扉ながら向い合わせの座席を採用した電車です。ラッシュ時の混雑に対応するために、一部座席に折りたたみ機構を採用していました。
残念ながら品川ー金沢文庫間では混雑が激しく、向い合わせの座席は不向きだったようです。扉間は一般的な長椅子に改造され、向い合わせの座席は車端部に残るだけになりました。さらに更新車については外観も1000形そっくりとなります。
写真の608編成は1996年2月に東急車輌で完成したものです。機器の構成を大幅に見直した3次車の中では唯一の8両編成です。

東京急行電鉄9000系(9013F)

東急電鉄9000系の9013Fが東横線での運行を終えて、長津田工場で大井町線への転属工事を進めているそうです。東横線は8両編成、大井町線は5両編成ですから今までの転属編成同様に中間車3両は廃車となります。
ご存じの通り、東横線は東京メトロ副都心線への相互乗り入れを控えて、5050系の投入を急ピッチで進めています。最近では特急・急行の10両編成化に対応するための4000番台も投入されております。
東横線が桜木町発着だった頃の主力8000系はもちろん、8590系・9000系も副都心線には入らないことになりそうです。それだけ東横線への5050系投入がハイペースで進んでいるといえそうです。反面田園都市線では8500系がまだまだ主力であり、さらに5000系のうち4編成が東横線に転用されております。
写真の9013Fは、1989年3月に東急車輌で完成したものです。TOQ-BOX号としてラッピングを施して活躍した編成ですね。2012年2月末で東横線での営業運転を終えた模様です。

2012/03/07

京浜急行電鉄1000形(1121編成)

「赤い電車」というイメージが強い京浜急行の最新型車両である1000形が、増備途中からとうとうステンレス車体になったことに当初は驚きましたが、最近は見慣れたというか特に違和感のような印象はないですね。京浜急行の主力として定着しています。
赤い部分が比較的大きいのも自然な印象を受ける一因だと思います。アルミ車体の1000形のアイボリーの部分を、シルバーにいれかえたように見えなくもありません。
ステンレス化と同時に、車端部のクロスシートはなくなりました。東急9000系や横浜市営地下鉄3000形など、一時期車端部にクロスシートを配置するのが流行りましたが、実際にはどうですかね?東京圏だと混みすぎて、少し不向きな気がしますね。
写真の1121編成は2010年5月に東急車輌で完成したもので、1000形の10次車に相当します。扉上にモニタを設けたほか、乗務員支援などモニタ装置の機能充実を図っております。

2012/03/04

東武鉄道100系(109F)

東日本大震災の発生からもうすぐ1年が経とうとしています。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするともに、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
大震災による被害の大きさはもちろん、影響の及ぶ範囲の広さや時間軸の長さを考えると、現在進行形のできごとと捉えるべきではないでしょうか?
「がんばろう日本」というのは単なるスローガンではなく、復興に国民の知恵と努力を結集して、次世代に「日本国民であることに誇りを持てる」日本を残していかなくてはなりません。
写真の109Fは1991年7月に東急車輌で完成したもので、100系の最終編成に相当します。「がんばろう日本」のマークを掲示して、営業運転に就いています。

2012/03/03

小田急電鉄2000形(2057F)

小田急電鉄の2000形電車は、各駅停車の8両編成化を進めて、乗降時間を短縮することと着席定員の増加をはかるために1994年から2002年にかけて72両(8両編成9本)が製造されました。
1000形によく似たスタイルの2000形ですが、環境への影響を考えた改良が加えられており、全電気式空気ブレーキやモノリンク式台車などの新しい技術を取り入れています。
主回路は1000形同様VVVFインバータ制御ですが、より進化したIGBT素子を使用した3レベル式に進化しています。またモニタ装置は空調装置、案内表示装置、自動放送などの指令機能や、車内の混雑率、温湿度を把握できるなど機能が大幅に拡張されております。
写真の2057Fは2001年1月に東急車輌で完成したもので、2000形の3次車に相当します。集電装置を新製当初の菱型からシングルアーム式に交換しています。

2012/03/02

京浜急行電鉄800形(818編成)

突然ですが、当ブログのタイトルを変更いたしました。新タイトルは「佐野次郎の電車図鑑」とさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
首都圏を走る通勤電車の編成写真を中心に、保存車両やフィルムカメラで撮影したストックもぼちぼちと取り上げていきます。そして地元ネタもたまに記事にするかもしれません。
今までは年間365記事の投稿を目指して「佐野次郎の日記」というタイトルにしていたのですが、某高名なプロカメラマンのように「一日一鉄」とはいきませんね。
写真の818編成は、1980年3月に川崎重工で完成したものです。当初は3連でしたが、1982年3月に川崎重工で完成した中間車3両を組みこんで6連化しています。