京浜急行600形の608編成が、更新工事のために京急ファインテック久里浜工場に入場した模様です。608編成の工事が完成すると600形の8両編成すべてが更新工事を施行されたことになります。
600形は通勤電車の快適性を高めるために、3扉ながら向い合わせの座席を採用した電車です。ラッシュ時の混雑に対応するために、一部座席に折りたたみ機構を採用していました。
残念ながら品川ー金沢文庫間では混雑が激しく、向い合わせの座席は不向きだったようです。扉間は一般的な長椅子に改造され、向い合わせの座席は車端部に残るだけになりました。さらに更新車については外観も1000形そっくりとなります。
写真の608編成は1996年2月に東急車輌で完成したものです。機器の構成を大幅に見直した3次車の中では唯一の8両編成です。