2013/01/26

小田急電鉄7000形〈7003F〉


多彩な電車が走ることで魅力的な小田急ロマンスカーですが、2012年3月のダイヤ改正で「あさぎり」の運転区間短縮が行われたこともあり、一挙に10000形・20000形・JR東海371系の3形式が姿を消しました。
最古参となる7000形も7001Fが整理され、残り2編成となりましたが、10000系に合わせた塗装で走らせる必要性も薄れたのか、7004Fに続き7003Fも新製当時の塗装に復元されました。7000形はロマンスカーらしいこの塗装がやっぱり似合いますね。
私にとって小田急ロマンスカーといえばNSEこと3100形の印象が非常に強いですね。いかにも重心が低そうな車体に連節構造、赤が鮮やかな塗装が強烈な個性を演出しておりました。1960年代から90年代まで主力として活躍しました。
写真の7003Fは1982年11月にに日本車両で完成したもので、7000形の3次車に相当します。1996年3月には7000形のトップをきって日本車両で車体修理を施行しております。
【撮影:佐野次郎 2013.1.6 生田ー読売ランド前間】
 
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オリジナル塗装復元前の7000形7003F

2013/01/17

横浜市営地下鉄3000S形〈3601F〉

横浜市営地下鉄3000形の4次車に相当する3000S形は、1985年3月の新横浜延長にあわせて登場した2000形電車の台車や補助電源装置等を再利用して製造されたものです。
これは2007年10月に実施された横浜市営地下鉄ブルーラインのワンマン化開業にあわせて、2000形に大規模なワンマン化改造を施すよりも、可能な限り機器を再利用して他の3000形との共通化を図る方が得策と判断されたためです。
車体はステンレス製で、3次車である3000R形と同一構造としております。3000R形で無塗装になっていたところをスカイブルーにしていますので、少し印象が異なりますね。主回路はIGBT-VVVFインバータ制御を採用しております。
写真の3601Fは2006年8月に日本車両で完成したものです。3000S形は48両(6両編成8本)が製造されました。2000形は54両(6両編成9本)が在籍しておりましたが、運用の見直しにより1編成は3000S形の製造を伴わずに廃車になりました。
【撮影:佐野次郎 2013.1.6 上永谷駅】
 
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横浜市営地下鉄2000形

2013/01/14

横浜市営地下鉄3000N形〈3371F〉

1999年8月の横浜市営地下鉄戸塚ー湘南台間7.4kmの延長開業にあわせて3000形の2次車である3000N形が導入されました。これで横浜市営地下鉄はあざみ野ー湘南台間40.4kmの路線となり、現在のブルーラインが全線開業しました。
湘南台駅は、小田急江ノ島線・相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーラインの3線が集結するターミナルとなりました。きれいに整備された広大なコンコースには印象深いものがあります。
3000N形は、直線基調のデザインとなり、やや丸みを帯びた3000A形とはかなり印象が異なります。室内は座席の1人あたりのスペースを460mmに広げたり、きめ細やかな空調制御を行うようにしたりと改良を加えております。
写真の3371Fは、1999年7月に東急車輌で完成したものです。3000形の2次車である3000N形は、42両(6両編成7本)が製造されました。
【撮影:佐野次郎 2010.7.4 上永谷駅】

2013/01/09

横浜市営地下鉄3000R形〈3441F〉

あざみ野と湘南台を結ぶ横浜市営地下鉄ブルーラインの電車はすべて3000形になっております。大きく分けると4次に区分出来ますが、写真のタイプは開業以来の1000形の代替を目的に2004年から2005年にかけて製造された3次車です。
車体は軽量ステンレス製ですが、1999年に導入された2次車を基本に正面のマスクをシルバーにしております。また側面の外板はフラットになっております。新製当初からバリアフリー対応の設計になっております。
主回路はIGBT-VVVFインバータ制御を採用しております。意外なことに、横浜市営地下鉄では初めて運転台にワンハンドルマスコンを採用しました。
写真の3441Fは、2004年5月に日本車両で完成したものです。3000形の3次車である3000R形は84両〈6両編成14本〉が製造されました。
【撮影:佐野次郎 2013.1.6 上永谷駅】
 
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横浜市営地下鉄1000形

2013/01/03

東京急行電鉄1000系(1023F)

五反田ー蒲田間10.9.kmを結ぶ東急池上線は、閑静な住宅街を3両編成の電車が走る歴史があって味わい深い路線であります。そしてまた日中でも6分間隔で電車が走るという便利な路線でもあります。
車両も古株の7600系・7700系、中堅の1000系、新鋭の7000系と魅力のあるラインナップです。車庫は雪ケ谷大塚にあって、多摩川ー蒲田間の多摩川線と共通運用になっております。
かつて池上線は、目蒲線と同様に緑色の3000番台の電車が走っておりました。東横線や田園都市線のお古というわけですが、1000系の中には池上線用に新製された車両もありましたし、最新型の7000系はすべて新製車であります。
写真の1023Fは、1993年3月に東急車輌で完成したものです。中間車のデハ1223だけは1991年10月に東急車輌で完成し、4両編成に組み込まれて目蒲線に使用されていましたが、池上線では3両で使用するため編成を組み替えたものです。
【撮影:佐野次郎 2013.1.1 御嶽山ー久が原間】

2013/01/01

目黒線3000系(3006F)

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。私佐野次郎は早速、撮り鉄初めに出かけて参りました。地味に東急目黒線からスタートです。
この東急目黒線は都営三田線・東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道と相互乗り入れをしているため、東急線でありながら、東急の電車がなかなかやって来ない路線でもあります。
東急の目黒線用の車両といえば、3000系と5080系の2種類があります。5080系には、田園都市線用5000系、東横線用5050系という仲間がいますが、3000系は目黒線だけの形式ですね。田園都市線2000系のような少数形式でもないですが、他路線には派生形式も存在しないですね。
写真の3006Fは2000年8月に東急車輌(現:総合車輌製作所)で完成したもので、3000系の2次車に相当します。2次車は目蒲線の系統分離と三田線・南北線への相互直通運転開始に備えて6両編成10本が製造されました。
【撮影:佐野次郎 2013.1.1 奥沢ー大岡山間】