私は1985年から88年にかけて、高校の通学に杉田ー京浜富岡(当時)の一駅だけ京浜急行を利用していましたが、その頃は先代1000形がほとんどで、800形をそこそこよく見かけ、あとは先代600形、2000形をたまに見かけ、700形、1500形をときどき見かけたり利用したりという感じでした。
今では、新1000形が主力の座を占めておりますが、車体の材質や、貫通扉の位置などわかりやすい差異の他、こまかな仕様の差もあり、先代以上にバリエーション豊かな系列となっていますね。似たような車両に統一されがちな現在では珍しい展開です。
新1000形には、4両・6両・8両編成がありますが、6両編成は主に800形の代替として増備が進行しております。普通とエアポート急行に運用されますが、他編成と併結することがないので、4両・8両編成にある電気連結器は装備していませんね。6両編成だけでも84両になりますから、72両まで減勢した800形よりも多数を占めております。
写真の1367編成は、2015年12月に川崎重工で完成したもので、新1000形の15次車となります。主電動機に東京メトロ1000系などで採用されているPMSM(永久磁石同期電動機)を採用し、更なる省電力化を図っています。
【撮影:佐野次郎 2016.11.26 能見台ー金沢文庫間】