1982年に改修工事が完了し、広島電鉄での営業運転に投入されました。車内は極力西ドイツ時代のままとされましたが、つり革が取り付けられ、冷房改造も行われました。当初は宮島線への直通運転に充当されました。
取り扱いや保守には難点があったようで、3700形が投入されてからは、稼働率も下がったそうです。1994年には千田車庫に転属し、5系統のラッシュ時に転用されましたが、3000形の市内線転用により1998年には使用されなくなってしまいました。
写真の76号は、2012年5月に廃車となってから、広電100周年記念事業の一環として、同年7月から翌年3月まで広電本社前電停近くでレストラン電車「トランヴェールエクスプレス」として利用されました。
【撮影:佐野次郎 2013.4.23】